【ILPT便り】第208回『 さよならした感情と”仲良く”なる一歩とは?』 

あなたには、今、さよならしたい感情はありますか?
 
・ずっと、気になっている感情
・過去のことを思い出すと不快になる感情
・やりたいことがあっても、不安、恐怖などが邪魔をする
 
など
 
こんなときに、自分を責めたりしたことありませんか?
 
私は、あります。
 
過去には…。
 
しかし、
 
選択理論心理学を学んでからは、考え方が変わりました。
 
その時の感情に振り回されず、自分に優しく、他人にも優しく、穏やかに過ごせるようになりました。
 
ご存じのように、感情に振り回されたり捉われすぎると、様々な体の不調にも繋がりやすくなります。
 
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今回は、改めて「感情と仲良くする」ために押さえて置きたいポイントを一緒に確認していきましょう。
 
あなたの関わる方の支援にも役立てていただければと思います。
 


◇まず、やることを決めておく。


 
感情が自分の望む状態ではないと気づいたときに、その感情をすぐ解消しよう!と考えたくなることもあると思います。
 
つまり、 
 
「さよならしたい!」と考える。
 
でも、
 
「さよならできない!」
 
という状態が続く。
 
ここで、大切にしてほしいことがあります。
 
それは、
 
【素直に考える】ことです。
 
具体的には、 
 
この感情は、どんな意味があるのかな?
 
この感情は、何に役立つのかな?
 
と、考える!
 
さよならできない感情にも
きっと何か、理由があるものです。

私たちは、すべての出来事や感情を覚えているわけではないのに、ずっと覚えていていたり思いだしたりするのだから、きっと何か理由があるのでしょう。
 
ということで、まずやることは、【素直に考える】ということです。

そんな簡単なこと、と思うかもしれませんが、反射的に自分や相手に反応してしまうこともあると思いますので、まず【素直に考える】ことを大切にしていただければと思います。
 


◇自分が譲れない大切にしている信条は?


 
では、何を考えるのか?を「大切にしているものは何か?」という観点からもみていきましょう。
 
改めて質問です。
 
あなたが大切にしている

 ・人
 
 ・もの
 
 ・状況
 
 ・信条
 
は、どのようなものですか?
 

 

 

 

 
既に、ILPTアドバンスを受講済の方はご存じのように、選択理論心理学ではこれを「上質世界」(願望)と呼んでいます。
 
上質世界は、
 
「自分の人生をより上質にしてくれると本人が思うもので、その中身は人それぞれ違いますが、全てのイメージ写真は本人が選んだものです。
 
そして、願望として入れているイメージ写真を出し入れできるのは“本人”だけ」
 
という特徴があります。
 
だから、他人が本人の行動を直接変えることはできないのです。

 

  

◇上質世界から考える、感情の意味は?


 
上質世界が準備できたら、「さよならしたい感情」を上質世界という観点から「考え」ます。
 
「今の感情」は、あなたが望んでいる
 
 ・人
 
 ・もの
 
 ・状況
 
 ・信条 

と、あなたの上質世界とが異なっている、望み通りの状況ではない!ということを知らせてくれているのです。
 
今の感情は、あなたの人生をより上質世界にしてくれる「気づき」の機会を与えてくれているのです。
 
答えは、外にはありません。
 
必ず、自分の中にあります。
 
その感情は、現時点での上質世界と、現実の世界で起こっていることにギャップがあると知らせてくれるのです。
 
その気づきにより、より深く状況を理解しようとし、湧き起る感情や新たな発見、学び、そして、自己理解、他者理解を深めるきっかけにもなります。
 
これらの過程で「考える」時を持つことで、人生に変化が生まれ、今より「成長」するための課題もみえてくるでしょう。

シンプルに考えれば、
 
「今の感情に気づき、考えると成長の機会になる」ということです。 
 
自分は、こんな上質世界があったのか!!と始めて気づくこともあるでしょう。


 
◇本日のまとめ


 
私たちは、日々生活していると様々な気づきや感情の変化があるものです。
 
その中には、苦痛や不快を感じ感情もあるでしょう、

そんな、「さよならしたい感情」を感じでも、自分を責めないで下さい。まず、穏やかに考えてみてください!
 
感情は、今の自分の願望と現実が異なっているとお知らせしてくれているのです。
 
自分の上質世界(願望)を確認する大切な機会を与えてくれているのです。
 
「さよならしたい感情」も活かして成長の機会とするために、今の感情に素直になり“仲よく”してみませんか?
 
そして、そんな、「支援の輪」も広げていきたいですね
 
すべての人の素敵な笑顔のために。
 
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