こんにちは。赤羽秀徳です。
以前、久しぶりにショッキングが出来事が起こりかなり落ち込みました。
自分では本当に予期せぬことで、その晩にはその夢を見るほどした。
きっと、あなたも今までに落ち込みを経験したことはあるかと思います。
それが、普通ですよね!
そこで、質問です!
落ち込んだ時は何を考えますか?(考えましたか?)
おそらく、対人関係のことであれば、
・自分のどんな関わり方がまずかったのかな?
・自分のどんな発言が良くなかったのかな?
・相手に対して申し訳なかったな。
など反省し、もしかしたら、反省しながらさらに、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、ちょっとお待ちください。さらに落ち込む必要はないかもしれません。
その理由にご興味ありますか?
この理由を知ると、自分の感情コントロールに役立つとともに、患者さん、利用者さん、そしてご家族などの支援にも役立ちます。
では、一緒に確認してきましょう。
◇「落ち込み」を考察するときに必要な「原点」
まずは、原点に戻りましょう。私の原点は選択理論心理学です。
今、冷静に「原点に戻りましょう」と書いてますが、以前、実際落ち込んだ時には、原点のことはすぐには思い出せませんでした。
すでに、ILPTアドバンスに参加されている方は、わかりますか?「原点。」
原点の大原則は、「良いところ」をみることですね。それは、他人はもちろん、自分の良いところも見ていくということ。
選択理論心理学創始者グラッサー博士は「私たちの行動は、その時最善の行動」と言っています。
後から、反省することはあってもその時点では、それがもっとも良い方法だと思って行動している、ということですね。
◇落ち込みの3つの理由
以上のような原則から
「落ち込み」を考えていくと、「落ち込み」もその時、その人にとっては最善の行動であり、「“落ち込み行動”を選択している」ということになります。
以前にも度々ふれたことはありますが、改めて「“落ち込み行動”を選択する理由」をまとめておきましょう。
これも、グラッサー博士によるものです。
1 怒りの制御
2 援助を求める
3 逃避
以上が、落ち込みを選択する理由です。
では、それぞれについて詳しくみていきましょう!
1.怒りの制御
・落ち込みは、「怒りを抑える」ために人間の考えついた最も強力な方法の一つである。
・私たちが素早く効果的に落ち込むことができなければ、【結婚はうまくいかなくなる】し家庭や社会も機能しなくなる。
・落ち込みが、夫婦間や家族間の「暴力」を抑えている。
→暴力までも押さえてくれているのです!
2.援助を求める
・落ち込みは、お願いすることなく人に助けを求める方法である。
・恐らくこれは、援助を求める最も強力な「情報提供」であろう。
→場面によっては「お願いする」のって結構ハードル高いですよね!確かにそんな理由で落ち込んでいるときもありそうですね。
3.逃避
・私たちは、落ち込むことで、したくないこと、または恐れていることをしない言い訳としている。
→挑戦しなくていいということですね。挑戦しない「言い訳」
以上、3点です。
改めて、
この落ち込みの理由を元に、私が落ち込んだ時のことを振り返ってみると、確かに怒っていなかったですね。
むしろ、感謝の気持ちが湧いてきたのです。
怒っていなかったので、関わりのあった相手に対して感謝の気落ちが湧いてきました。
そして、
自分としては失敗と思えたこの経験を繰り返さないため、さらに、人に役立てるために活かしていこうとさえ思えました。
でも、落ち込んではいましたが。
◇怒ることが少なかった私
振り返ってみると私は、子供のころから「怒る」ことが少なかったと思います。
兄からは、なんでそんなに怒らないんだといって怒られたこともあります。
改めて、
私は、「怒る」より「落ち込んでいる」時の方が多いと思います。
あなたはいかがですか?
◇本日のまとめ
一般的には、
「落ち込む」って ”悪”のイメージがあるかもしれませんが、落ち込むって必要ですね。。。
怒りは、一瞬で人間関係を悪化させますので。
今回は、
選択理論心理学で報告されている「落ち込み」を選択する3つの理由をお伝えしました。
いかがでしたか?
「落ち込み」を「選択している」という観点。
特に、
「怒りの抑制」は、
「落ち込みのメリット」になるかと思います。
是非、今後の臨床、私生活にお役に立てていただければ幸いです。
すべての人々のハッピーのために。
(今、記憶してしまうといいですね)
・
・
・
聞きたいことや感想は、気軽にメールでどうぞ。
メール:office〇akahalabo.com (〇を@に置き換えてください)
引用文献:
ウイリアム・グラッサー著 柿谷正期 訳
「グラッサー博士の選択理論」アチーブメント出版
******************
対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
******************