–●○ ILPT主宰 赤羽秀徳 ○●–
こんにちは。赤羽秀徳です。
突然の質問ですみませんm(__)m
質問です!
「今から、10分程前、何をしていましたか?」
・・
・・
・・
・・
・考え事をしていた?
・歩いていた?
・膝の痛みを感じていた?
・ちょっと嬉しいことがあって
喜んでいた?
など
いろいろ返答が返ってくると思います。
お考えいただきありがとうございます。
◆行動を細分類すると
先ほどの、
「今から、10分程前、何をしていましたか?」
という質問に対して、
例として4つの返答
を挙げましたが、
分類分けをしてましょう。
と、
答えを書こうと思いましたが、
4つの分類分けは、
【ILPTセミナー】に参加された方は、
是非、一緒に復習してみましょう。
覚えてますか?
「車」のモデルを使って
ひとの行動を説明した理論
…
まず、今考えてみましょう。
言葉は、正確にお答えください。
・考え事をしていたは?
→ ( )
・歩いていたは?
→ ( )
・膝の痛みを感じていたは?
→ ( )
・ちょっと嬉しいことがあって
喜んでいたは?
→ ( )
いかがでしょうか?
4つのカッコが埋まりましたでしょうか?
・
・
・
・
では、正解を確認していきましょう!
・考え事をしていたは、
→ 【思考】
・歩いていたは、
→ 【行為】
・膝の痛みを感じていた
→ 【生理反応】
・ちょっと嬉しいことがあって
喜んでいた。
→ 【感情】
でしたね。
(これから参加される方は、
当日また確認しましょう!)
◆「全行動」という考え方
実は、例えば、
・・考え事をしていたは、
→ 【思考】
と、書きましたが、
正確に言うと、
考え事をしている時に(思考)、
座って (行為)
考えたら気分が楽になり(感情)
呼吸もゆったりしてきた(生理反応)
というように、
表現としては、
考えごとをしていた、
となっていますが、
その時に、他の3つの要素も
一緒に働いています。
同様に、
・歩いていたは、
・膝の痛みを感じていた
・ちょっと嬉しいことがあって
喜んでいた。
も、考えられます。
4つの要素の中の
特徴的なものが代表として
表現されていますが、
いつでも、
4つの要素が一緒に
そして、全体として
働いでいます。
選択理論心理学では、
これを【全行動】と呼んでいます。
◆車に例えるこのと有効性
そして、これらの構成要素を
4輪自動車に当てはめて
行きます。
4つのうち、
自分が直接対処しやすいもと
(前輪)
直接は、対処しにくいもの
(後輪)
に分けております。
つまり、
(*すでに、ILPTメインコースに
参加されている方は、
大丈夫ですよね!!)
・感情
・思考
・生理反応
・行為
のうち、
どの二つが前輪で、
(前輪は、向けをかえられますね)
どの二つが後輪か?
(後輪は、前輪の行き先についてきます)
・
・
・
・
正解は、
前輪は、
・思考
・行為
後輪は、
・感情
・生理反応
です。
(でしたね)
ILPTセミナー後、
メインコースの中で、
確認するとお忘れになっている
方も、いらっしゃいます。
すみません。
これは、講師の責任です。
◆忘れないために
この車のモデルで
人の行動を説明するのは、
行動変容を支援するときにも
大変役立ちますので、
利用法を一つ紹介しておきます。
・患者さん、利用者さんが
前輪に注目しているか?
後輪に注目しているか?
を、確認してみてください。
注目と言いましたが、
感心 と考えてもいいと思います。
会話の中で、
「来週、こんな予定が入っていて楽しみ」
「今日は、こんなことをやってみたい」
「昨日は、こんないいことがあった」
という方は、前輪に注目しているでしょう。
一方
こちらが尋ねる前から
「今日も、腰が痛くてね」
「別にやりたいこともないね」
「気分がのったらやるね」
など、という方は、
後輪に注目しているでしょう。
◆後輪に寄り添って…
先ほどもお伝えしてように、
後輪は、直接は対処できません。
前輪に対処したり、働きかけた結果
変化していくものです。
後輪に注目している人には、
傾聴しながら
感情、生理反応に
【寄り添って】
その時に、できることを
一緒に考えていきましょう。
その考える過程で、
前輪に注目、関心が向くように、
相手の状況、価値観を大切に
していただれば、
きっと、効果的な
対応ができると思います。
◆ まとめ
・人の行動は、全行動で考えられます。
・直接、対処できる要素(思考・行為)と、
できない要素(感情、生理反応)を
いつも念頭に置いていきましょう。
すべての人々のハッピーのために。
IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
追伸:
少しでも、前輪の向きが変わり、
しばらくすると、大きな変化になります。
焦らず、小さな達成を支援していきましょう!
ご自身も、小さな達成を積み上げながら…。