【ILPT便り】 97回 ”言い訳”に気づいたときが学びのチャンス!

言い訳

こんにちは。赤羽秀徳です。

食事のとき、食べる順番って
どうやって決めていますか?

・野菜からとか

・野菜の次に、汁物とか

と決めている方も
いらっしゃるとは
思いますが…。

例えば、

・野菜から

という場合でも、

シーザーサラダのように、
いくつかの野菜が
組み合わさって
同じお皿の中にある場合も
あるかと思います。

そのような場合、
そのお皿の中での
食べる順番は、すべて頭で
考えていますか?

・・

・・

・・

きっと、
すべては考えていないと
思います。

その時の、
直感で選んでいる
ことが多いのでは
ないでしょうか?

いかがでしょうか?

そして、

その時の感情に注目してみると
順番は、
はっきり決めていないけど、
食べていて、不快な感情
なることはほぼないかと思います。

◆食べる順番を細かく指示されたら

しかし、ここで、

次のような場面を想像してみてください。

誰か別の人が、 
 
「サラダの中のどの野菜を
 食べるのかをすべて
 指示してくる」
 
 という場面。

・・

・・

・・

私は、想像しただけで、
ちょっと重い気分
なりまた。

あなたは、いかがですか?
どんな気分になりますか?

【自分で決めたいと思いませんか?】

あまり細かい所まで
すべて他人に指示されるのは、
気分のいいものではないですよね。
一般的には…

 

◆見方を変えればハッピー?

でも、
ここで、見方を変えてみませんか?

選択理論創始者
ウイリアム・グラッサー博士の
教えに戻りましょう。

「私たちのすることはすべて選択であり、
 
唯一変えられる行動は、
 
自分自身の行動だけである」

という原則に戻って
もう一度、サラダを食べている
場面を考えてみましょう。

食べる野菜を
すべて指示されていて、

「想像しただけで、
ちょっと重い気分に
なりました」

つまり、

「不快な感情」になりそう

と先ほど、私は言いました。

この場面で考えていきたいのは、
「食べる野菜をすべて指示された」
とはいうものの

【自分の選択】はなかったのか?

ということです。

改めて考えてみると、
指示はされてはいますが、

自分が、食べ物を口に運び
自分が、咀嚼し、
自分が、飲み込んで

います。

指示されて、
不快だと思ったら

自分は 食べない
という選択もあるでしょう。

つまり、
指示は、一つの情報して取り込まれて、
【自分が選択】してる過程が
たくさんありますね。

このことに気づくと、

感情に何か変化はありそうですか?

多少でも、不快な感情が軽減
されてきますか?

…。

◆【自分の選択】に気づかないと

 

そのような考えとは逆に、

不快な感情になったときに、

「あなたの指示で食べたので
 気分が良くない」
 
と、“言い訳”をしていたら
きっと、不快な感情は、さらに
助長されるでしょう。

同じ状況でも
どのように“解釈”していくかで
感情は変化してきます。

 

◆二つの思考パターン

 

以上の二つをシンプルに示すと

パターンA :

指示(刺激)
 
  ↓
 
 食べる(反応)

パターンB :

 指示(情報)
 
  ↓
 
 自分の選択
 
  ↓
 
 食べる(反応)

となります。

我々の行動は、
刺激 に対して 反応 しているのではなく

刺激は、一つの情報として
取り込まれて、自分の動機に
見合ったものかどうか、
本人が選択して行動を選んでいます。

 

◆自分の行動だけ

 

前述のように、

「私たちのすることはすべて選択であり、
 
唯一変えられる行動は、
 
自分自身の行動だけである」

という原則があります。

・自分の行動しか変えられません。
 
・他人は、私の行動を変えることは
できません。

たとえ、サラダを食べる順番を
指示されて食べたとしても
最終的には、自分の選択で
食べているので、
責任は自分ある

ということに【気づく】
たとえ指示されたとしても
不快な感情は減らせるは
ないでしょうか?

 

◆言い訳に気づいた時がチャンス

 

自分が言い訳をしているときは、
この基本原則を忘れているときかも
しれません。

言い訳をしているときは、
感情も不快になっていることが
多いと思います。

そんなとき、
【自分の選択】を振り返ってみては、
いかがでしょうか?

自分が選択している部分に
気づくだけでも、
“不必要な”不快感情を回避できる
可能性はあると思います。

すべての人々のハッピーのために
IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳

追伸

「食べられているだけでも幸せ」
というように、【期待を調整】することでも
感情が随分変化してきそうですね。