
こんにちは。赤羽です。
突然ですが、質問です。
あなたは、何かに困ったとき、
・「悩む」時間 と
・「考える」時間
どちらが多いですか?
急にそんなこと質問されても、
これまた困ってしまうかも
しれませんが‥。
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何か困難に直面しても、あまり
感情に左右されず、スッキリ解決
できたら理想だと思いませんか?
その鍵となってくるのが、
ILPTベーシックでお伝えしている
あのモデルです!
今回は、そのモデルから、
「思考」と「感情」について、
一緒に確認していきましょう!
◇感情コントロールの鍵「車のモデル」!
再度、質問です。
すでに、ILPTベーシックを受講済みの方は、
「車のモデル」を説明できますか?
これは、
人の行動の「要素」と「特性」を説明しているもの
でしたね。
(これから受講される方は、一緒に予習しましょう)
まずは、要素から確認していきましょう!
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Q1 : 要素は、いくつありましたか?
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これは、大丈夫ですね。
タイヤが四つですので、四つでしたね。
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Q2 : その中身は?
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今「考える」と、成長につながります!
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では、答えです。
☆ 感情
☆ 生理反応
☆ 思考
☆ 行為
でしたね。
次に、一番大切な質問です!!
Q3 : 前輪には、どの二つが入りますか?
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答えは、
☆ 思考
☆ 行為
でしたね。
ここまで、大丈夫でしたか?
Q4: 前輪は、どんな特徴を表していますか?
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そうですね。
自分で【直接】コントロールしやすい
という特徴がありましたね。
いかがでしたか?
復習、あるいは、予習になりましたか?
記憶に定着してない方は、是非、この
機会に覚えてしまいましょう!
そして・・・
記憶に定着させるには、やはり
アウトプット、つまり活用することが
大切です!
実際の臨床で、感情のコントロールや
生理反応(痛みや、しびれなど)に
注目しているケースにも、このモデルを
使って説明するといいでしょう。
◇感情は前輪ではないのか?
ところで、
「感情」は、前輪ではないのか?
という疑問を持たれる方もいらっしゃる
と思います。
その理由の一つは、
『感情がどんな状態にあるか』によって、
思考や行為が変わることがあるからだと
思います。
例えば、
あなたが、ある国家試験を受けて、後日
その試験の合格発表を車で見に行き、
結果は、不合格だった。
帰りに車を運転中、後ろの車から
クラクションを鳴らされたとします。
ケース1
・結果が、不合格のときは、
「どうせ自分なんて、
何をやってもうまくいかないんだ
いつもついてないな 」
などの、自分を責める「感情」になる
かもしれません。
一方、
ケース2
・合格したことが分かった時の帰りで
あれば、同じようなことがあっても、
「後ろの人、ちょっとイライラしているのか?
大丈夫かな?」などと
その人に対して【気遣い】の気持ちを
持てるかもしれません。
このように、
「感情の状態」によって、
思考や行為は影響を受けます。
しかし、
車のモデルで説明しているのは、あくまでも、
直接コントロールしやすいものと
直接は、コントロールしにくいものを
示しています。
ということで、
感情の状態によって、思考・行為が
「影響を受ける」ということと
しっかり、区別しておくと良いでしょう。
◇実感したいただくための一例
では、最後に、より「車のモデル」の記憶を
定着させるために簡単なワークです。
Q1 今すぐ、瞬きをしてください。
・・
ありがとうございます。
できましたか?
Q2 今すぐ、みかんを想像して下さい。
・・
ありがとうございます。
これも、できましたか?
ではっ!!
Q3 今すぐ、怒って下さい。
・・
ありがとうございます。
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もしかして、
笑っている人いませんか?
怒って下さいとお願いしたのに‥‥。
最後のワークです。
Q4 今すぐ、心拍数を150にしてください。
・・
ありがとうございます。
これは、無理ですよね。
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以上のように、
ひとつずつ例を挙げて考えていくと
直接コントロースしやすいものと
コントロールしにくいものが
はっきり実感できると思います。
良かったら、このワークも、必要な方には
実際に行ってみていただければと思います。
車のモデルを実感できると思います。
◇おわりに
本日紹介した
この車のモデルは、
選択理論心理学の創始者である
精神科医のウイリアム・グラッサー博士の
偉大な遺産とも言われております。
是非、私生活や臨床で
人の【行動のメカニズム】を考えるときに、
そして、【感情のコントロール】にも
活用していただければと思います。
すべての人々の素敵な笑顔のために。