私たちは、日常生活や仕事上で関わる人に
何かを、
・お願いしたり
・祈ったり、
するときに、
大きく分けて二つの方法があると
言われております。
実は、
この二つの方法を何気なく使っているのと
ちょっと意識して使うのでは、お互いが
望む結果が大きく異なると言われています。
ということで、
今回は、お願いの方法を一緒に
確認していきましょう。
◇日常の“お願い”の例
早速、日常の例をみていきましょう。
まず、質問です。
自分の子供に、お水の入ったコップを
お盆に載せて隣の部屋のテーブルに
「こぼさないように」
運んでほしいときに
どのように「お願い」しますか?
10秒で結構ですので、画面から視線を
外して、二つ考えてみましょう!
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お考えいただきありがとうございますm(__)m
私から、回答例を二つあげます。
普通にお願いするとしたら、
例1 「 ○○君、このお水を、
こぼさないように運んでね!」
となるかと思います。
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別のお願いの仕方だと
例2 「 ○○君、このお水を、
ゆっくり気をつけて運んでね!」
などがあります。
例をあげれば、他にもあるとは思いますが。
この二つは、何が違うのか……。
別の場面で、もう二つ例を出しましょう。
【 駆け込み乗車の場面 】
~駅員さんのアナウンス~
例1 「ドアが閉まりかけております。
駆け込み乗車はお止め下さい!」
例2 「ドアが閉まりかけております。
次の電車をご利用下さい!」
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【 患者さんのリハ開始時間の遅れ 】
~セラピストが患者さんに報告に行く~
例1 「すみません。お待たせしております。
あと5分しないと始められません」
例2 「すみません。お待たせしております。
あと5分したら、すぐに開始できると
思います」
など
このように、いろいろな場面で、
同じことを“お願い”するとしても
言い方は異なってくると思います。
◇二つのお願いの構成要素を分解
さてここで、例1と例2を、詳細に
振り返ってみましょう。
何が違うかわかりますか?
それぞれのお願いの仕方で、イメージ
することが異なっているのがわかるかと
思います。
それそれの例1は、
「願っていないこと」
・こぼす
・駆け込み乗車
・始められない
ということが、【言葉】に入っているので、
どうしてもその場面を、一度は、
イメージしてしまうでしょう。
一方、例2は、
「願っていること」
・気をつけて運ぶ
・次の電車を利用
・開始できる
ということが、入っているので、
達成し、望み通りになっている
場面をイメージできるかと思います。
成功イメージですね。
◇言葉の選択による影響
実際、こちらがその発言をして
相手がどういう行動をするかは
相手が選択することなので、
そこは「コントロール」できませんが、
自分が発する「言葉」によって
【自分】の「感情」や「生理反応」は
影響を受けます。
であるならば、
【自分】が「良い」イメージができる
言葉を発する“習慣”が身につくと、
自分にプラスになると思いませんか?
そんなことを考えて、ご家族の一日の
の無事を祈るときにも、
「事故を起こさないように!」
あるいは、
「怪我などしないようにように」
よりは、
「今日も一日、安全運転で!」
「無事に帰宅できるように!」
などと祈ってみてはいかがでしょうか?
◇まとめ
私たちは、仕事上関わる人、そして
身近で大切なご家族が、健康で幸福で
日々を過ごせることを願い、祈ること
が多くあると思います。
自分がどのような言葉を使っているのか
一度、振り返ってみて、
成功イメージに変更できる部分があれば、
できるところから変更してみては、
いかがでしょうか?
日々のちょっとした習慣が大きな成果に
なって戻ってくると思います。
今の自分に【できること】を、
日々考え続けながら…。
すべての人の素敵な笑顔のために。
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