最近一週間を振り返り、関わる相手に対して、
・自分の思い通りにしようとして褒美で釣りたくなったこと…
は、ありませんか?
あるいは、
・批判したくなったこと
・責めたくなったこと
・文句を言いたくなったこと
・ガミガミ言いたくなったこと
・脅したくなったこと
・罰したくなったこと
は、ありませんか?
・
・
きっと、そのようなことは多少はあったのではないでしょうか?
・
・
でも、その時に、
●どんな言葉を発するか
●どんな行動をとるか
●どのように考えるかは、
自分で選択できるものです。
つまり、セルフコントロールできるものですね。
セルフコントロールできることと、セルフコントロールできないこと
どちらに注目して、過ごすかで家庭内の会話や、自分の感情の状態も変わってきます。
今回は、家庭内の会話を例にあげて、【関わり方】の基本を確認していきましょう!
◇覚えましょう!「外的コントロール心理学」3つの信条
そもそも、なぜ、
・自分の思い通りにしようとして
褒美で釣りたくなったり
・批判したくなったり
・責めたくなったり
・文句を言いたくなったり
・ガミガミ言いたくなったり
・脅したくなったり
・罰したくなったり
するのでしょうかね。
・・
・・
もし、
「あなたは、今そう思っているんですね」
「あなたは、それがしたかったのね」
とニュートラルに受け止められたら、感情も変わってくると思いませんか?
・
・
・
では、
その背景を、選択理論心理学でいわれている「外的コントロール心理学」の考え方でみていきましょう。
外的コントロール心理学は、
1.人の動機付けは外側から
2.相手は変えられる
3.自分は正しい。相手は間違っている(相手を正すことは正しい)
という考え方です。
シンプルですが、いつもこの視点で自分を振り返ることは非常に効果的です!
これらの信条は、「人間関係よりも自分の願望に固執している」とされています。
『関係』<『自分の願望』です。
ちょっと言い方を変えると、
・自分は、良い
・相手は、悪い
という考え方になっています。
でも、これを続けているとお互いが不幸になってしまいます。
つまり、人間関係が破壊していくというこです。
◇内的コントロール心理学
そこで、
登場するのが、内的コントロール心理学(選択理論)の考え方です。
その3つの視点は、
1.人の動機付けは内側から
2.相手は変えられない
3.人の上質世界(願望)はそれぞれ違う
というもの。
この考え方に基づいていると
「それぞれの願望よりも、間にある人間関係の維持・改善を優先する」
とされています。
『関係』>『自分の願望』です。
お互いの心の距離を遠ざけず、近づけるため、そして、関係をより良くするために、
「私が、今、できることは何か?」
あるいは、
「私が出来たことは何だったのか?」
「私が今後できそうなことは何か?
と、
現在、
過去、
そして、
未来
に向けて、相手を批判することよりも、
自分が「できた」、「できる」、「できそう」
なことを考えていると言えるでしょう。
では、ここで、
「HSコーポレション星野修の想い・志」のブログより、寓話を一つ紹介します。
◇悪者ぞろい家は、幸せ?不幸?
「座右の寓話」 戸田智弘著
― 悪者ぞろい家 ー
▼ここから引用
ある村の話である。
二軒の家が隣り合わせで暮らしていた。
一軒の家は七人家族であったが、七人はいたって仲睦まじく、争いごと一つ起きなかった。
もう一軒の家は三人家族でありながら、毎日喧嘩が絶えず、みんなが面白くない日々を送っていた。
・
・
あるとき、三人家族の主人が、七人家族の家を訪ねて聞いた。
「お前さんの家は家族が大勢いるのに、喧嘩一つしたことがないと聞く。
わしの家はたった三人の家族だというのに、毎日喧嘩が絶えず、修羅場のような有様だ」
「どうしておまえさんの家は、そう仲良く暮らせるのですか?」
七人家族の主人は
「それは、こうなんでしょう。私どもの家は悪者ばかりの寄り合いですのに、あなた様の家は善い人ばかりのお集まりだからなんでしょう」という。
・
・
三人家族の主人は合点がいかなかった。
「どうも分かりませんね。七人も悪者が揃っていれば、いよいよ喧嘩が募るはずでしょう」
「悪者ばかりだから喧嘩が無いというのは、どういうわけですか?」
・
・
「いや、何も難しいことはありませんよ。たとえばですね、火鉢が転んでも、茶碗が割れても、
みなが
「それは私が悪かった。いや不注意だった。いやいや私の軽率であった」と、お互いがわれ先に悪者になる競争をします。だから喧嘩の起こりようがないのです。
・
・
ですのに、あなたの家ではこれと反対で、何か間違いがあると、みんなが善い人になろうとなすって、
「俺は知らぬ、貴様が悪い」とお互いが罪をなすり合いをするでしょう。
火鉢が転んだとしても、「貴様がこんなところに火鉢を置くから、俺が蹴倒したのも無理はない。暗がり部屋に、ものを言わぬ火鉢を置くなんて馬鹿がいるか」と善い人になろうとするに違いない。」
「茶碗が棚から落ちても割れても、もともと棚の造りが悪いからだ。棚に置いた落ち度はない。誰がこんな粗末な棚を造った?」と叱りたて、自分の罪をのがれようとするに違いない。
「だから、喧嘩の絶えることはありません。」
・
・
「私の家で競って悪者になり、あなたの家では競って善い者になろうとする。」
「その結果、私の家では争いごとが起こらず、あなたの家では争いごとが絶えないのでしょう」
・
・
こう言われて、三人の家族の主人はなるほど合点し、目を覚ました。
それ以来、互いに譲り合うことに努め、円満な家庭になったという。
◇「悪かった」より「自分にできること」
いかがでしょうか?
いろいろなことを感じたかと思います。
私が、思ったのは、悪者という表現。
・
・
場合にもよりますが、悪い、という表現を使うべきか否か。
・
・
なぜなら、
全ての行動は、その時はそれが最善と思ってやっているので。
その行動を、どんな理由で、どんな選択をしたのか?
「私の不注意だった、私が軽率だっと」の選択は、どんな理由だったのかな?を、振り返っていけばいいのかとも思います。
自分を“悪”と評価してしまって、不必要に自分を
批判したり、
責めたり、
罰したり
してしまっては、勿体ないのかな?と感じました。
…。
◇今日のまとめ
日常生活を送っているとさまざまな場面で予期せぬことが起こり、不快な感情になることもあるでしょう。
そんなときに、いつも
自分 や 相手を
正しい、間違っている と
評価するべきか慎重に判断し、
かつ、
自分ができた、できる、できそう
なことを考えていくと、自分との関係も含めて、人間関係の維持・改善を優先した関わりになっていくと思っています。
いかがでしょうかね?
すべての人の素敵な笑顔のために!
ILPTでは、腰痛を切り口に「対人関係」を探究していきます。
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出展ブログ;HSコーポレション星野修の想い・志 より
参考文献:ラジオ「幸せを育む素敵な人間関係」宇都宮 民・愛媛選択理論研究会
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対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽 秀徳
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