
From 赤羽秀徳
突然ですが、ちょっとしたワークをやってみましょう!
今から「10秒間」眼を閉じていただきますが、自分の『スマフォ』をイメージしないように頑張ってみて下さい。
よろしいでしょうか?
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では、はじめます。
スタート!
(目を閉じて10カウント)
・・
・・
・・
10秒経ちました。
はい、ありがとうございました。
いかがでしたか?
自分のスマフォをイメージしない!
上手くできましたでしょうか?
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上手く忘れることは、一つのスキルで、その応用は臨床や私生活など多岐にわたります。
ということで、今回は、
効果的に「忘れる」ということから、学びを深めていきましょう!
◇「忘れる」ことを意識すると逆効果
改めて、質問です。
・最初の10秒間ワークで、忘れることができなかった!
・『スマフォ』のことを、どうしてもイメージしてしまった!
という方は、いらっしゃいませんか?
実は、
私たちは、忘れようとしたり、気にしないようにすると、余計気になってしまうことが多いようです。
忘れたいときには、どうやって意識を逸らしていくかがポイントになってきます。
ですので、先ほどの10秒間ワークでも、10秒間イメージせずに過ごせた方は、きっとあることをしていたと思います。
◇忘れ方のコツ
では、忘れるためのコツを紹介します。
忘れたいと思っているときに、忘れたいことをイメージしてしまったら、自分に素直になることです。
具体的には、
1.イメージしたことを、素直に【受け止め】ましょう。
その上で、
2.今自分ができること、したいことを【選択】しましょう!
例えば、
1)そのまま、イメージし続けたいのか?
あるいは、
2) 別のことをしたり、考えたいのか?
シンプルに考えると、この2段階の繰り返しです。
これだけのことですが、この工程をきちんと行うと、かなり強力になります!
◇慢性腰痛治療への応用
既に、ご存知の方も多いと思いますが、慢性腰痛の治療で大切な方針の一つに「痛みを忘れる」ことが有効な場合も少なくありません。
治療上のポイントとして、
「・・しては、いけない」
という禁止事項は、
腰痛とその事柄を関連付けてしまい、腰痛の記憶が蘇りやすいと言われております。
例えば、
「重いものを持ってはいけない」
「長く座ってはいけない」
「前かがみになってはいけない」
など
ここでも、先ほどの2番
「今自分ができること、したいことを【選択】しましょう!」
を考えれば、
「軽いものからやってみては、どうかな?」
「時々立ち上がったみたら、どうかな?」
「前かがみになる前にできることは、ないかな?」
など、
腰痛に注目するのではなく、未来に向けてできること、したいことを選択できるでしょう。
◇感情のコントロールにも応用可能
慢性腰痛治療への応用を紹介しましたが、この考え方は、「感情」のコントロールにも有効な方法と言われております。
怒ったり、落ち込んだり、悩んだり、そんなことにも意味があります。
まずは、そのまま受け入れて、今自分ができる行動、思考、そして、願望に注目してみてはいかがでしょうか?
不必要な不快感情に悩み過ぎなくなることも多くなるでしょう。
◇本日のまとめ
今回は、
「忘れ方」のコツとして有効と言われている手順をお伝えしました。
1.イメージしたことを、素直に受け止め、
2.今自分ができること、したいことを【選択】していく。
この繰り返しです。
忘れたい事があったら試してみては、いかがでしょうか?
ILPTでは、腰痛を切り口に「対人関係」を探究していきます。
すべての人の素敵な笑顔のために。
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対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽 秀徳
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