
From 赤羽秀徳
突然ですが、質問です!
最近一週間で、一番感動したことは、どのようなことですか?
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いくつ、思い出せましたか?
・おいしいものを食べて感動したり、
・ドラマを見て感動したり、
・患者さんの治療場面で感動したり、
いくつか思い出せたことと思います。
既にご存知だと思いますが、感動することで体の中ではあるホルモンが出てきて、睡眠や体温調整もしてくれています。
これは、改めて素敵なカラダの機能だと思いませんか?
そのような観点も、患者さんの治療に役立つ場面も多くありますので、改めて紹介していきます。
◇二つの「幸せホルモン」
初めに、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生の著書「がまんしなくていい」(集英社) に掲載されている内容が、ある新聞記事に載ったものを紹介させていただきまます。
二つの「幸せホルモン」を中心に、我慢せず幸せになる方法を伝えております。
▼ここから
『幸せホルモンとは一つは、「喜びのホルモン」のセロトニン。
おいしいものを食べたり、感動したりすると出る。睡眠や体温調節の他、不安を抑え、幸せ感を出す。
もう一つが、
誰かのために何かをするときに出る「思いやりホルモン」のオキシトシン。
抗炎症作用がある。動脈硬化も炎症の一種ですから、人のために何かをすると、回りまわって自分の老化を防ぎ、血管の若さを保ってくれます。』
▲ここまで
→いかがでしょうか?
さらっと、書かれてますが、不安や抗炎症作用など素晴らしいがあります。
もし、最近不安を感じることが多い場合は、感動する場面が減っているのかもしれませんね。
以前、ある慢性腰痛の患者さんに伺った時には、「とくに無い」と即答されたこともありました…。
◇パニック障害からの回復法とは?
では、さらに記事を紹介します。
▼ここから
『ご自身は、院長を務めていた48歳の時にパニック障害を患っています。
救急医療や高度医療を充実させつつ、よその病院にない温かな医療をしたかったんです。
「他の医院の院長とは違うぞ」と在宅患者の往診もしたし、何から何までうまくやろうと頑張りすぎた。
夜は眠れず、突然冷や汗がでる。
完璧主義をやめて、弱い自分、時に頑張れない自分を認めたら、体調は良くなりました。』
▲ここまで
→最後の部分の経験が、著書の「がんばらない」につながったと思います。
長引く腰痛を訴える方も、真面目な方が多いという話も聞いたことがあります。完璧主義になって、ストレスが溜まりすぎることもあるようです。
当然、全ての方ではありませんが。
◇完璧主義からの脱却
さて、あなたはいかがですか?
あるいは、患者さんはいかがですか?
完璧主義になりすぎてませんか?
今の自分を認めてますか?
(私は、「完璧主義」になりやすいので気をつけています)
鎌田先生の言うように、
「弱い自分」「頑張れない自分」も認めたいですね。
そして
せっかく、自分と向き合う機会を持つのでしたら、是非、ポジティブな面の自分とも向き合っていきたいですね。
自分の
「得意」なところは?
「好き」なところは?
あるいは、何をしていると、
「時間を忘れるくらい熱中する?」
「楽しいと感じる?」
など、気分が良いときにリスト化しておき、不安になったときなどにそのリストをみて、できることからやってみることもすすめられています。
リスト化して、改めて自分と向き合うことは、自分を「客観視」することになり
あ!そうか。
自分は、これが得意なんだ!
これが、好きなんだ!
という、気付き につながるでしょう。
これらの質問は、症状にとらわれ過ぎているケースにも有効になると思います。
たったひとつの質問で、治療効果も劇的に変化することもあります。
◇本日のまとめ
では、今日のまとめは、まずは鎌田先生の言葉から。
【完璧主義】をやめて、
【弱い自分】、時に
【頑張れない自分】を認めたら、
体調は良くなりました。
あなた、あるいは、あなたの患者さん利用者さんで、
【何から何まで】うまくやろうと頑張りすぎていたら要注意ですね。
そして、自分が感動していること、他人に貢献できているところなど、「幸せホルモン」につながるポジティブな面の自分もお忘れなく!
ILPTでは、腰痛を切り口に「自分と仲よくする方法」も探究していきます。
すべての人の素敵な笑顔のために。
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対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽 秀徳
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