【ILPT便り】第193回『それでもなお〇〇〇できますか?』

赤羽です。
 
日常生活や仕事で、
「どうせ・・・だから…」とか
「だって・・・だから…」と
言い訳をしたくなることありませんか?
 
正直、私はあります。
 
でも、そんなときに、自分の指針となる「信条」が定まっていただら、いつまでも不必要に悩むことなく、今やることを考えてすぐ行

動に移せると思いませんか? 
 
そこで是非、紹介しておきたい10か条があります。 
 
それが
 
ケント・M・キースの『逆説の10か条』
  
というものです。
 
すでに、ご存知の方も多いと思いますが、素晴らしい内容なので、取り上げさせていただきます。
 
既にご存知の方は、ご自身が意識できていたこと、忘れていたことなど、振り返りの機会にしていただき、明日から実践することを決

めて頂いただけたらと思います。
 

 
◇「逆説の10か条」です。

 
 
では、ひとつひとつゆっくり、お読み下さい。
 
1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
 
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 それでもなお、人を愛しなさい。
 
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2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
  
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 それでもなお、良いことをしなさい。
  
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3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
 
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 それでもなお、成功しなさい。
 
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4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
 
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 それでもなお、良いことをしなさい。
 
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5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
 
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 それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
 
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6.最大の考えをもった最も大きな男女は、 最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
 
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 それでもなお、大きな考えをもちなさい。
 
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7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。
 
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 それでもなお、弱者のために戦いなさい。
 
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8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
 
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 それでもなお、築きあげなさい。
 
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9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
 
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 それでもなお、人を助けなさい。
 
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10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
 
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 それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
 
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以上、逆説の10か条でした!

いかがでしたか?

 

◇どんな、感想を持ちましたか?

 
 
今の生活や感情の状態などにより、響くものとそうではないものがあると思います。
 
今、興味、関心があったり、困っていることに関連するものが、響いてくるでしょう。
 
私が初めてこの10か条を見たときには、1 の

「人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
 
それでもなお、人を愛しなさい」

について、以下のようなことを感じていました。
 
『実は、私たちが傷つくのは、遠い関係にある人よりは、身近な関係にある人との問題がほとんどと言われております。

夫婦、親子、友人など。

「身近な人」だから、とわがままを言ったり、十分な説明をせず、理解しているだろうと思ってしまうのは、危険ですね。

【信頼関係】が築きにくくなっていきます。

身近な人だからこそ、

 「不合理」なことを言っていないか?

 「わからず屋」になっていないか?

 「わがまま」を言いすぎていないか?

を、再確認し【敬意】をもって接してみてはいかがでしょうか?』
 
ということを感じていました。
  
 

今も、多くの項目が響きますが、ひとつあげるとすれば、9 ですね。

『人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
 
 それでもなお、人を助けなさい』
 
こちらが良かれと思って、答えた事、対応した事、伝えた事、で攻撃を受けることもあります。
 
その時、ついつい相手を批判し、責めたくなりますが、そんな自分に気づきながら、人間関係の原則を振り返っています。
 

 
◇自分がコントロールできるのは誰?

 
 
さて、改めて質問です。
 
自分がコントロールできるのは、誰ですか?


 

そう!「自分」ですね。
 
腰痛を治せるのも本人だけです。
私たちは、本人が気づける支援をしているだけ…
 
そんな関わり方をいつも忘れずに過ごしていきたいですね。

是非、今回の逆説の10か条も、響いたこと、出来ることから臨床、私生活にお役に立てていただければ幸いです。

すべての人々のハッピーのために。
 
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聞きたいことや感想は、気軽にメールでどうぞ。

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対話的腰痛アプローチ 
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主宰 赤羽秀徳 
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