【ILPT便り】第175回『 「この前言ったでしょ!」とイライラしない秘訣とは?』

日常生活で、次のような経験はありませんか?
 
「この前言ったでしょう!」
 
「何回言ったら分かるの?」
 
「ちゃんと聞いてた~??」
 
と、言ってしまうこと。
 

子供に対してとか
パートナーに対してなど。
 


 

 

 
その時、ついついイラッとして
しまうこともありますか?
 
もし、あるとしたら、
その感情を一瞬で変えてしまう
「前提」があります。
 
興味ありますか?
 

 

 
・ 
 
それは、
 

 

 
・ 
 
「伝わらなくて当たり前」という前提。
 

 

 

 
もし、そういう前提でコミュニケーションを
再考したら、今までと違って何か自分で
できそうなことが見つかりそうですか?
 
今回は、そんなことを改めて
一緒に考えていきましょう。
 

◇伝えるが伝わるに変わる6つのポイント


 
では、早速タイトルにもある
 
「この前言ったでしょ!」というイライラを
減らせる取組について具体的にみていきましょう!
 
その具体的な取り組みは
 
「伝える」が「伝わる」に変わる6つのポイント
 
を実践することです。
 
まずは、
 
あなたは、相手に伝えるときに、
「伝える」が「伝わる」に変わる工夫で
されていることや、意識していることを
振り返ってみましょう!
 
これは、相手の「気づき」や「理解を促す」
ためにしていることともいえます。
 
 

 
・ 
 
まずは、3つほど考えてみましょう!
 

 

 

 
(考えるのって面倒ですよね。
 人は、考えることで成長しますが
 できれば答えを知りたい。
 
 これが本音かと思います
 
 相手に質問するときは、
 その点への配慮をお忘れなく)
 

 

 

 
はい、お考えいただきありがとうございます。
 
では、私が普段意識している
「伝える」が「伝わる」に変わる6つのポイント 
 
を紹介します。
 
それは、
 
1)名前+許可
 
 大事なことを伝える直前に、一度「名前」を呼ぶ。
 +許可をとる。

「○○さん、これから、大事なことをお話させていただきますが、よろしいですか?」
 
2)非言語
 
相手の表情や、返事の声の大きさ、
トーンから理解の程度を予測し、
どの程度詳しく説明するかを考えながら話す。
 
3)確認
 
一度伝えた後、数分ほどしたら、
再度同じ内容を別のいい方で確認してみる。

あるいは、相手から理解していることを話してもらう。
 
4)環境
 
話をするときの環境に配慮する。

大事な話ほど、いつもと違う静かな環境でするなど。
 
5)用語
 
専門用語ではなく、相手が理解できる用語で話す。
(これ、シンプルですが、以外と気づきにくいかもしれません)
  
6)速さ  

話すときの速さを、相手のテンポに合わせる。
 

 

 
の6つが今、自然に思い浮かぶことです。
 
これがすべてではないですが。


 
◇自然に行っているスキルをより意識すると!


 
実は、これらは、コミュニケーションのスキルとして
紹介されているものです。
 
あなたも、すでに自然に行っていたことがあるかと思います。
 
大切なのは、そのスキルを
より磨いていくこと。

例えば、 
 
1)の大事なことを伝える直前に、一度名前を呼ぶ。
 
のときの、
 
こちらの表情はどうなっているだろうか?
 
・怖い顔をしていないかな?
 
・無表情ではないかな? 
 
・笑顔になっているかな?
 
その時の状況により、どの表情が適切かは
変わってくると思いますが、
もし笑顔が適切な場面であれば
より素敵な笑顔を作っているかどうか?
 
さらには、
 
笑顔をつくる練習をしているだろうか?
 
など
 
そのスキルを、磨く努力をしてくと
必ず、輝きが増していくでしょう。
 
そして、
 
決めたことを(決意)
 
 やる (実践)
 
していけば、必ず
進化していきます。
 
シンプルです。

が、
 
ここが結構、
習慣にならないことがあるようですね。

 
◇人は「忘れる」


 
さて、私たちには素敵な能力があります。 

「忘れる」とう能力
 
すべてを忘れるのは当然望ましく
ないことですが、

必要のないこと、興味のないことは
自然に忘れていくかと思います。
 
ここで、
 
今回二つ目の前提が登場します。

それが、
 
「人は、忘れる」という前提。
 
何かを伝えるときにも、
相手は忘れることを前提に考えていくと
様々な配慮、工夫が自然に思いつくと思います。
 
忘れたことを責めるのではなく
忘れないための「工夫やシステム」を
考えていくことが理想ということです。
 
それは、
 
前述の「伝える」が「伝わる」に変わる6つのポイント
とも重複してくるでしょう。
 
自分が伝えたことを相手が覚えていなかった 
という場面にでくわした際、
 
その時がビックチャンス!
 
どうやったらもっと覚えておいて頂ける
伝え方や、その後のフォローできるだろうか、
 
を考えるチャンスです。
 
相手を責めていては、自分は何も変わりません。
 
こここも、シンプルですが、大事な「鍵」

◇まとめ

日々の生活では、
多くのコミュニケーションが行われます。

こちらから相手に、覚えておいてほしい
と思って情報を伝えても、伝わっていなかった
問う場面は誰でもあるかと思います。

その場面で、もし
 
イラッとしている自分に気づいたときには、
自分の前提を見つめ直すチャンスです。
 
「伝わらなくて当たり前」
 
「人は、忘れる」
 
という前提か否か。
 
前提によってそのときの感情は
影響を受けるでしょう。
 
自分がより快適に過ごしていける
「前提」として、
 
今回の
 
「伝わらなくて当たり前」
 
「人は、忘れる」という前提が
 
役に立つようでしたら幸いです!
 
もし、もっと良い前提があればそれも
素晴らしいことですので探究していきましょう。
 
すべての人々のハッピーのために。是非。  
 
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