こんにちは。赤羽秀徳です。
今回は、「外的コントロール」という
ことについて、改めて考えてみましょう。
すでに、ILPTメインコースを受講されて
いる方は、ご存じだと思いますが、
「外的コントロール」とは、
「選択理論心理学」の言葉ですが、
一言で言うと
「自分の望み通りに相手を変えようとすること」
です。
この信条をもとに、
人との関わりを続けていると
自分が幸福を感じにくくなるとともに、
相手も幸福を感じにくくなってしまうと
されているものです。
◆参加者の声より
ILPTメインコース3では、
コース1,2から数か月期間がありますので
その間の振り返りを行います。
そこで参加者から次のような悩みを聞く
ことが少なくありません。
…
「どうしても、
他人を変えようとしてしまいます…」
「わかってはいるですが、
ついつい自分の理想を
押し付けてしまうことがあります」
など。
◆自分で気づけている
さて、これらの
「どうしても、
他人を変えようとしてしまいます…」
「わかってはいるですが、
ついつい自分の理想を
押し付けてしまうことがあります」
などの悩みを打ち明けてくれる方は、
その発言をする時、
あまり明るい表情ではなく、
口調もやや暗い感じになります。
できれば、
外的コントロールはしないほうが
いいとわかっているので、
当然だとは思います。
私も、そうなると思います。
しかし、
温かな関心を持って、
発言してくれた方のことを考えていくと、
「自分で気づけている」
という
「良い所」があります。
素敵ですよね。
なぜなら、
自分の関わり方が、
“望ましいものではない”ことに
気づいているからです。
非常に当たり前かもしれませんが、
自分で、“望ましくない”と
「気づけて」いなかったら
真の行動変容は起こらないでしょう。
だから、
私から、まずそのことを
お伝えしています。
「ご自身で気づかれていることは、
素敵なことですね」と。
◆私の失敗
実は、私は
相手のことを強く思い、
相手のことを救いたいと思い、
そして、
相手の行動を修正したい
と思い、
思いっきり
外的コントロールを使い、
失敗してしまうこともありました。
その時は、自分が
外的コントロールを使っていることには、
全然気づいていませんでした。
後から、
ハッと気づかせていただきました。
熱が入りすぎてもいけせんね。
(言い訳ですが)
◆成長につなげる
確かに、
外的コントロールを
使わない関わり方は
理想的だと思います。
しかし、
完全になくすことは、
至難の業だと思います。
…
大切なのは、・・・
「気づく事」
だと思いませんか?
…
自分の今の関わり方は、
・外的コントロールになっていないか。
もし、
外的コントロールをしている
自分に気づけたら
自分に質問します。
「次に同じような状況になったら
今回と違ってどんな関わり方をしたい?」
など
きちんと、今の自分を
客観的に“振り返り”
次回の成長につなげられたら
気持ちも明るくなりますね。
失敗はします。
外的コントロールもします。
人間ですから。。。
大切なのは、
「振り返る」こと。
そして、成長につなげること
だと思います。
次の関わり方が、
しっかりイメージできれば、
安心し、快の感情が得られるでしょう。
ネガティブな思考が、
思い浮かぶこともあるでしょう。
それも、今の自分には必要なこと。
その感情に捉われすぎることなく、
その感情が教えてくれることを
きちんと理解し、探り、
次につなげていきたいですね。
◆まとめ
・自分の望み通りに他人を変えようとするのは、
外的コントロールの関わり方といわれています。
・外的コントロールをしていることに
気づけることは素敵なこと。
・次に同じ状況で、どんな行動をしたいか
イメージしておくと、安心できるでしょう。
すべての人々のハッピーのために。