【ILPT便り】第227回『実は!決断の8割は〇〇にゆだねていた!?』

こんにちは。赤羽秀徳です。
 
「直感を信じてやってみたらうまくいった!」
 
「なんか、虫の知らせがあったんだ!」
 
など、
 
最近、直感を信じて決断したことはありますか?

実は、この直感。
 
人類が生き残りをかけて進化させてきた
大切な「知覚システム」とのこと。
 
自分で意識できていなくても、
8割の決断は、直感にゆだねて
いるようです。
 
そんな直感のことを、より知ると
脳の声でもある、「直感」を
さらに有効に活用でるでしょう。
 
ということで、今回は、
人生に必須の「直感」について
一緒に確認していきましょう。
 
日々の生活もより楽しくなりそうですよ!
 


◇直観と思考の違い


 
改めて、
「直観」を調べてみると

ウィキペディアでは、

「直感とは感覚的に物事を感じとることで、
勘(で答える)のような日常会話での用語を指す」
  
デジタル大辞泉では、
 
「推理・考察などによるのでなく、
感覚によって物事をとらえること」
 
とされています。
 
(*直感と似た言葉で、
「ひらめき」がありますが、厳密にいうと、
「直感」と「ひらめき」は、
脳の働く部位が異なるようです)
 
一方、
 
「思考」は、
 
ウィキペディアでは、
 
「思考は、考えや思いを
巡らせる行動であり、
結論を導き出すなど
 
何かしら一定の状態に
達しようとする過程において、
筋道や方法など模索する
  
精神の活動である」
 
と何やら難しいことが
書かれていますね、
 
デジタル大辞泉では、
 
「考えること。
経験や知識をもとに
あれこれと頭を働かせること」
 
とされています。
 
以上をシンプルに
まとめると、
 
=========
直感は、 感覚
 
思考は、(精神・脳の)活動
=========
 
といえるかと思います。
(厳密ではありませんが…)
 


◇あらかじめ決定された正解はあるのか?


  
さて、
  
私たちは、
 
日常生活や臨床場面などで
さまざま場面でに出くわし
物事を“判断”することが、
求められると思います。 

その時、
「直感」と「思考」をどのように
使い分けたらいいのでしょうか? 
 
あなたは、
何か基準を設けていますか?
 
気づかないうちに
自分なりの基準を設けて
いることがあるかもしれません。
 
 ・
 
 ・
 
ILPTでは、7つのコンセプトがありますが、
「その1」である、

「あきらめを希望に変える」の観点から
みてみましょう。
 
ここで、一つ例題です。(あくまで例題です)
 
==========
 
あなたのカラダに感染部位が
発見されました。
 
 ↓
 
感染を抑えられれば、
完治の可能性はある 
 
 ↓ 
 
しかし、病変は広範囲に広がり
治療は不可能
 
 ↓
 
方法はない
 
===========
 
という「思考」。

これは、
「あきらめ」てしまっている
状態ですね。
 
しかし、
 
ここで、
あきらめを希望に変えて、
 
===========

「治療をしなくても
治せる方法はある」 
 
「きっと何か別の方法がある」
 
===========
 
と信じて、
 
あらゆる角度から
その“可能性”を探り続けると
 
「直感」が働き 
 
治療ではなく
自己免疫力、自己治癒力を高めるなど
治癒が促進され

完治する方法が
見つかるかもしれません。
 
ここでのポイントは
 
===========
きっと答えは他にもある
という“可能性”を信じて
 
「創造性」を発揮しようと
いう考え方です。
===========
 
例えば、腰痛治療では
 
・ここが固いから痛みが出ている。
 だからほぐせばいい。

・画像上ここが狭いから
 痛みの原因である。

など、正解は、治療者側が持っている
という思考は、

「思い込み」を生み出し、
相手への好奇心が減り
傾聴しなくなって
 
「直感」という感覚を
【鈍くしてしまう】ので
注意が必要です。
 


◇「五感の感度」を磨きたいですね!

私たちの思考や感覚も日々
変化しています。
 
患者さんも誰一人として
同じ物語の方はいないでしょう。
 
もちろん、
日々あまり変わらない面もありますが。
 
そのように
常に、変化し続けている
ということとを前提に
 
・日々感覚を研ぎ澄ませて
生活、仕事をしていること

 
・言葉以外の非言語メッセージにも
アンテナをはりなからたくさんの
情報をキャッチしてくこと
 
さらに、

・自分のこと、そして、相手のことを
「素直に感じられる」状態でいること
 により

「創造性豊かな直感力」が養われ
るでしょう。
 
その結果、

“本当の答え”にだどりつける
でしょう。
 
最後に嬉しいお知らせです。
 
直感力は、年を重ねるば重ねるほと
高まるのです!!
 


◇本日のまとめ


 
私たちが行っている8割は直感に
よるものだといわれています。
 
この「直感」は、驚異の「知覚システム」
でもありますが、適切に使っていないと
錆びていってしまいます。
 
まずは、こころを穏やかにして、
【五感を使って知覚】する時間を
意識してみてくください。
 
意外に努力は、必要ですが、
さらに、脳がスッキリしてきますので、
良かったら是非!
 
世界平和に向けて、できることからまず一歩。
  
すべての人々の素敵な笑顔のために。