【ILPT便り】第111回『 “嫌い”と思う人がいてはいけないのかな? 』 

嫌われる

◆全ての人に好かれたい!

すでに、ILPT腰痛治療セミナーに
参加さえれた方はご存じのように
私は、選択理論心理学の学びを
続けています。

その学びの講座では、
理論の理解を深めるために、
ロールプレイという模擬カウンセリングを
たくさん行います。

以前、
そのロールプレイの中で、
“生徒の教育に悩む高校講師”という
クライエント役をやりました。

その役をやりながら、
私は、
「教師としてすべての生徒に好かれたいと思っています」

という発言をしました。

**

この発言に対して、講座の
インストラクターから頂いた
助言があります。

・・

・・

・・

それは、・・・

「全ての人に好かれたい」というのは、
現実的な願望ではない。

ということでした。

!!!

◆クライエント役をやって気づかされたこと

そこで、インストラクターが
出してくれてた例が、

有名な芸能人でも、
その人のことを
「好き」な人もいれば、
「嫌い」な人もいる

ということでした。

シンプルな例ではありますが
言われてみれば当たり前ですよね。

その例を出されて、
(高校講師役としてやってはいましたが)
自分にも
「全ての人に好かれたい」
という気持ちがあったことに気づかされ
何か気持ちが楽になりました。

◆ニュートラルに!

ニュートラルに考えると

その1)

「好き」というのは、
自分のその時の願望や価値観、信条などに
合っているということで、

「嫌い」というのは、
自分のその時の願望や価値観、信条などには
一致していない

ということ
であり、それが

・良い とか

・悪い とか

いうことではない。
と言えるでしょう。

その2)

今の自分には、その人の
(自分にとっては)嫌いと思う面を
認識している状態ということ

であり、

別の人は、自分が見えていない面を
認識している可能性も十分にある

などのことが
考えられかと思います。

自分には、気づけていないだけ。

◆「自分のことが嫌い」は勿体ない

そもそも、
なぜ 私が、嫌いになることは悪い事で
好きになることは良い事と思ってしまったのかを
考えてみると、

自分の欠点や苦手、嫌いなところを
見つけては、
そんな自分はダメである。
と価値判断をしていたかもしれません。

だから、
「全ての人に好かれなくてはいけない」

と考えていたかもしれません。

そもそも人間は完璧ではありません。
欠点があるものとよく言われますね。

そんな欠点も含めて 自分 だと
素直に受け入れたうえで、
<他人の迷惑にならないように>
今の自分に

・何ができるのか

・どのような方法があるのか など

を考えていくと
気持ちも楽になるでしょう。

◆腰痛治療でも。

度々お伝えしておりますが、
腰痛を感じたときも、

・腰痛=有害

という考えよりは、

腰痛を感じたときに、

・今、何ができているかな?

・今の状況でどのような方法を
すると楽になっていくかな? など

を探っていくと
慢性化せず予後か良い方向に
いく可能性が増えるでしょう!

そんな支援をしていきたいですね。

◆まとめ

自分も含め、人に対して
“嫌い”と思うこと自体は悪いことではない…

“嫌い”と思うのは、
自分の今の願望とギャップが生じているだけ…

“嫌い”と感じること自体は悪いことではない…
全ての人に好かれたいと思うことの方が不自然ではないか?

大切な自分

そして

大切な仲間に対し

不必要な感情をいだかないために。

そう考えていくのはいかがでしょうか?

(すべての人々のハッピーのために)

IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳

追伸:

“嫌いな人”がいるのではなく、
その人を嫌いと思っている“自分”がいる だけ。