–●○ ILPT主宰 赤羽秀徳 ○●–
次のような「我慢」の経験はありますか?
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「本当は、遊びたいのに、
遊ぶのを我慢して勉強しなきゃ!」
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「本当は、もっと食べたいのに、
食べるのを我慢しなきゃ!」
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「本当はいいたことがあるのに
なんで、私ばっかり我慢しなきゃいけないの!」
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など、
私たちが、生活していると様々な場面で、
我慢をすることがありまるかと思います。
さて、今回は、「我慢」について考えていきたいと思いますが、
我慢に似た言葉で、すぐに思いつくのは、
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・・
〇○(漢字二文字で)
・・
・・
そう、
「忍耐」
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というわけで、
「我慢」と「忍耐」の違いについて改めて、
学びを深めてみましょう!
◇我慢と忍耐の定義
我慢、忍耐 って改めて調べたことありますか?
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いろいろなところで調べられますが、
ウィキペディアによると、
我慢は、
強い自己意識から起こす慢心のこと。
我が身をのみ頼みて人を侮るような心を指す。
とされています。
一方、
忍耐は、
苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。
例えば、自分に不都合なことなどをひとにされても、
暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど。
とされています。
勝手に、シンプルにすると
我慢は、人を侮る心
忍耐は、今を受容し、耐え忍ぶ
という感じでしょうか。
◇騒音へのイライラの経験
先日次のようなことがありました。
ある夜、ふと気づくと、街全体に響き渡る
「ぼ~~~~~~~~」
と
「が~~~~~~~~」
を足した2で割ったような
大きな騒音に気づきました。
一度気になりだすと、
正直、イラッとし始めて、
「一体この音は、どこから発せられているんだろう?」
「何の音なんだろう?」
「誰か文句言いに行かないのだろうか?」
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一週間経過
現状変わらず
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「私が、区役所に電話してみようか!」
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「よし、明日電話する」
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と思った翌日、
駅から自宅に向かって歩いていると、
その音源を発見しました!
それは、ある飲食店の大きな排気システムの
故障によるものでした。
そして、
私が目にしたものは、お詫びの張り紙でした。
「排気システムの故障により騒音が発生し、ご迷惑をおかけしております。
現在、修理の依頼をしております・・・」
という内容でした。
◇理由を知って、「我慢」が「忍耐」に変わった
騒音が聞こえ始め、
その騒音がなぜ長期間、鳴り響いているのか?
その「理由」がわかるまでは、
その騒音を「我慢」していました。
「我が身をのみ頼みて人を侮るような心を指す」
の定義のように、
「自分が静かに過ごしたい!」
「早くおさまらないかな?」
と、
人を侮る
心
になっていました。
しかし、
その理由がわかってからは、
「苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。
自分に不都合なことなどをひとにされても、
暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど」
の定義のように、
確かに不都合な状況ではあるけれど、
現実を素直に受容し、耐え忍ぶことができるようになりました。
イラッとせず、穏やかになれたのです。
◇理解することの大切さ
この経験を人間関係で考えてみると
相手の行動の理由を理解する、知ることの
大切さを改めて感じました。
選択理論心理学での責任の概念は、
「他人の欲求充足の邪魔をしないで自分の欲求充足をする、とともに
他人の欲求充足のお手伝いをする」
そして、
人の行動は、いつでもその時は、最善の行動と、言われています。
こちらが、イラっとしたとしても、
その相手の行動の本当の理由を知ると、
受容し、耐え忍ぶことができことが多くなるのではないでしょうか?
◇我慢しても得られるものがある
「本当はいいたことがあるのに
なんで、私ばっかり我慢しなきゃいけないの!」
ということもあるでしょう!
でも、
“我慢することで、得られることがあるから
最善の行動として、我慢を選択してるのでしょう!”
その時、先の定義に従うと、
「忍耐」しているかもしれませんね。
ことばでは、我慢と言いながら
忍耐をしている。
温かな人間関係を築くためには、
我慢という
「我が身をのみ頼みて人を侮るような心を指す」
ではなく、
忍耐という
「自分に不都合なことなどをひとにされても、
暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど」
の関わりが肝要かと思います。
今回は、「我慢」と「忍耐」の定義を
私の実体験とともに考えてみました。
何か活かせそうなことはありますか?
すべての人々のハッピーのために。
***
IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
追伸:
もし、今あなたが何かを我慢しているとしたら、
我慢しても得られるものは、何ですか?
と考えると、忍耐強く今を過ごせるかもしれませんね。