今のあなたが、「自己肯定感」に点数をつけるとしたら100点満点で何点ですか?
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はい、ありがとうございます。
m(__)m
では、改めて、
自己肯定感の定義を確認しておきましょう。
自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉です。(出典 実用日本語表現辞典)
とのことです。
という定義を読んでみて、
点数を修正したい方もいらっしゃるかもしれません。
さて、今回は、そんな自己肯定感について、
子供の自己肯定感と親との関係 について
一緒にみていきましょう!
◇子供の自己肯定感についての報告
2010年に愛媛において、2083人を対象にしたアンケート調査が行われました。
そのアンケート調査は、まさに今回のタイトル
『 子供の自己肯定感と親との人間関係 』
に関するの調査です*)。
(愛媛県)西予市の養護教諭部会で行ったアンケート調査(平成20年度の西予市小中学生2083名)によると「自分は親や教師から大切にされている」と答えた子どものうちで、「自分には良いところがある」「自分のことが好き」と答えた子どもは、それぞれ「68%」「66%」でした。一方「自分は親や教師から大切にされていない」と答えた子どもでは、それぞれ「18%」「11%」でした。
以上のような報告です。
いかがでしょうか?
この報告をみて何を感じましたか?
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なぜ、人間関係が自己肯定感に影響を及ぼすのでしょうか?
多くの観点から考察できると思いますが、今回は、
その機序の一つを私なりに考えてみました。
◇ 親など他人からの評価による影響
先ほどの報告にもありましたが、
「自分は親や教師から大切にされている」と
感じられるかどうかは重要なポイントとなるでしょう。
親や、教師は、子供を愛していると思います。
だからこそ、指導することもあるでしょう。
だからこそ、真剣になることがあるでしょう。
だからこそ、評価することもあるでしょう。
…
そのような関わりの場面で
「何やっているのだめな子だね!」
「何回言ったわらわかるの!」
などの叱ることもあるでしょう。
そのように叱られると、子どもは自分の人格を否定されたと思い
「自分は・・だ」と思ってしまうことがあると感じます。
親は、愛する子どもの
人格は否定していないのに、
子どもは、人格を否定されていると
思ってしまう。
理想的には・・・
子どもが
「自分のやったことの〇○は、反省しないといけない」
というように、人格とやったことを
区別して受け止められれば理想的だとは思いますが、
そのことは簡単には区別されないでしょう。
人格
と
行動や事
の区別。。。
◇伝えたことは、どのように伝わるのか
伝えた側の意図と伝えられた側の受け取り方にずれが生じてはもったいないですね。
つまり、コミュニケーションギャップ。
伝える側の親は、人格と行動・事の区別を
より明確に、はっきりと子どもが理解できるように意識すると、
親の発言も変わってくるのではないでしょうか?
そして、
同じ発言をしてもその時の言葉の響きや
表情・態度など非言語メッセージにも
「こころの声」がでてきますので、
普段からの意識が重要になるでしょう。
◇普段から常に意識
親・教師は子供を愛していると思いますが、
そのことを普段から言葉にしたり、
態度で示したりしていないと
その場面だけ急にしようとしても
純粋に相手に伝わらないかと思います。
☆子供は、頭で考えるよりも、感性豊かに感じとることでしょう。
その感じ取られた部分がより伝わっていくと思います。
親が頭で伝えれば頭に伝わるでしょう!
親がこころで伝えれば、心に伝わるでしょう!
◇自分にでいないことは他人にできない
自分にできないことは他人にできないと言われます。
その観点から考えると、
あなたが普段から自分を肯定し、自分に感謝することを
実践した方が、より子供や(関わるひと)に
関わる場面で、子供の人格をこころから
肯定できる言葉を伝えられると思いませんか?
…
子供のことを受け入れられないときは、実は自分が自分を受け入れられていないからかもしれません。
子供を通して「自分との対話」「自分に感謝すること」ができているか振り返るチャンスが得られるかもしれませんね。
◇まとめ
・相手を評価するときは、「人格」と「行動・事」の区別を明確に。
・伝えたことがどのように伝わっているのか意識(伝える→伝わる の差)
・普段から自分との対話も忘れずに。
自己肯定感には温かなで上質な人間関係が必要になります。
まずは、できることから是非!
すべての人々のハッピーのために。
引用文献:
*宇都宮 民・愛媛選択理論研究会,
ラジオ「幸せを育むステキな人間関係」選択理論心理学
IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
追伸:
同じ一言でも、伝わり方は、十人十色。
だからこそ、伝える側も成長できそうですね。