こんにちは。赤羽です。
「葛藤」と聞くと、どんなイメージがありますか?
なんか大変な状況で、すぐ解決しなきゃ、
と思う場面もあるかもしれません。
「あ、どうしよう困ったな~」
「どうすればいいのだろう?!」
など
しかし、
このようになったとしても、
今回の葛藤の知識を正しく
持っていただくと
「よし、どっちのタイプの葛藤かな?」
「このタイプだったらこうしよう!」
と、冷静に対応できるようになったら
理想的だと思いませんか?
そのために、是非押さえておきたい
“2つ葛藤”について一緒に確認して
いきましょう!
◇夏休みの宿題と遊びの例
突然ですが、次のような子供をイメージ
してください。
小学5年生、夏休みも終わりに近づき、
宿題のことがそろそろ気になり始めている。
計画的に宿題をやっていれば、最後に
慌てることはないことないが、まだ
宿題は多く残っている。
はやり、
子供にしてみると
「宿題をやらなければ」と思っていても
遊びたい気持ちもありますよね。
つまり、
Aも得たい けど、
Bも得たい
という状況ですね。
これが、まさに
葛藤。
わかりやすい例を、もう一つ。
ダイエットでみてみましょう。
「痩せたいと思いつつ
どうしても、
たくさん食べてしまう」
という状況も、
シンプルな葛藤の場面ですね。
◇2つの葛藤
初めにお伝えしたように、
葛藤には、2つのパターンが
あるといわれております。
この二つをきちんと区別することが
ある状況に効果的に対処するときには、
不可欠となります。
その二つとは、
・真の葛藤 と
・偽の葛藤 です。
それぞれ簡単に説明します。
【真の葛藤】とは、
Aという願いと
Bという願いを
同時に手に入れることは
不可能な状況です。
一方、
【偽の葛藤】は、
どちらか一方をあきらめれば、
願いが叶う場合もあるし、
どちらもあきらめなくても、
普段やりたくない別のことを
改めて行うことで、
解決できる道がある場合です。
つまり、
解決の道は、必ず存在する状況、
それが、
【偽の葛藤】です。
まず、以上の二つを確実に覚えましょう。
◇偽りの葛藤:宿題とダイエット
では、例を挙げて確認していきましょう。
宿題の例で考えると、
宿題をやらないといけないし、
友達と遊びにも行きたい。
この例は、いうまでもなく
ちょっと考えれば対処できそうすよね。
もし、実際こういう場面があったら、
是非、じっくりとお子さんに
解決方法を考えてもらいたいですね。
・
・
ダイエットの場合も考えてみましょう。
痩せたいけど、好きなものも
たくさん食べたい、という状況。
もし、その方が、
あまり運動などしていなければ、
新たに運動を開始することで、
両方の願いが叶えられる可能性は
ありますね。
通常この解決のための行動は、
普段はあまりやりたがらない行為の
ことが多いかもしれません。
(*上質世界(願望)にない)
でも、
願いを叶えたい思いが強い時には、
その行為を行えることもあります。
例えば、
好きな人のために、
“絶対痩せたい” など。
人は、目的があるから行動できます。
行動を始める前には、目的、つまりは
「あきらめない理由」を明確にすること
が重要です。
◇真の葛藤:転勤
では、順番が逆になりましたが、
真の葛藤の例をみてみましょう。
わかりやすい例は、
転勤の例かと思います。
夫、妻、子供と3人暮らし。
夫の海外への転勤が決まり、
ここは、絶対に変えられない。
でも、夫としては、家族とも
一緒に住みたい。
というような状況。
このような、
A.Bともに手にいれることが
不可能な状況。
この状況で
効果的と言われている方法があります。
その代表が、
何もせず「待つ」
ことと言われています。
びっくりしませんか?
「待つ」
なぜなら、
待っている間に「願うこと」が、
はり替わることもあるからです。
転勤の例では、
一緒に住めなくても、
年に一度は会えるから大丈夫、とか、
電話もメールもできるから我慢でき
そうだ!
など、
待っている間に
願うことや、望むことが
変わることもあるでしょう。
「時間が解決してくれる」
ともいわれますね。
この大切さもお忘れなく。
◇葛藤を腰痛で考えると
では、最後に
腰痛についても、葛藤という観点から
二つの例をみてみましょう。
その1:
仕事に行きたいけど、
腰痛を完全に治したい。
これは、どちらの葛藤でしょうか?
・
・
そうですね、偽の葛藤ですね。
ダイエットのときに、
運動して対処するのと同じで、
腰痛がありながらも、
仕事の内容によっては、
仕事に行くこともでる!
つまり、解決の道はありそうです。
その2:
腰痛で、もう一つみてみましょう!
腰痛を改善したいし、
椎間板がつぶれているのも
治したい。
これは、いかがでしょうか?
・
・
これは、通常は無理ですね。
つぶれている椎間板は、戻りせん
(*手術を考えると話はかわりますが)
ということは、
真の葛藤です。
今は、椎間板のことを考えるはやめて、
いまできることに注目して行動している
うちに、腰痛が改善してしまえば、
つぶれた椎間板に対する考え方も
変わることもあるでしょう。
こんなときは、
「あきらめを、希望に変える」
というよりは、
「あきらめて、希望に向かう」
という考えが役立ちそうですね。
◇今回のまとめ
いかがでしょうか?
改めて、葛藤を考えてみて。
…。
私たちは、生活していると様々な
葛藤があります。
その葛藤を感じたときには、
・偽の葛藤 真の葛藤 の区別をしましょう!
・偽の葛藤のときは、
解決の道はあります。
あきらめず、希望をもって行動しましょう!
・真の葛藤のときは、
待ちながら、
そのときできることを一生懸命しましょう!
世界平和に向けて、できることからまず一歩。
すべての人々の素敵な笑顔のために。