【ILPT便り】第204回 『「失敗」「成功」に共通する禁止事項とは? 』   

赤羽です。

次のような言葉があります!
 
「有能な人間は、失敗から学ぶから有能なのである。
 
 成功から学ぶものなど、たかが知れている」

 
 ・
 
 ・
 
 ・

いかがでしょうか?
 
この考えに賛成ですか?反対ですか?
 

 

 

 
私は、失敗からも、成功からも「学ぶ態度」が謙虚でよいかなと感じています。
 
あなたは、「失敗した時」のこころ構えとして、何か「決めている」ことありますか?
 

 

 

 
臨床や日常で普通に感じる「成功」や「失敗」。
 
その向き合い方を自分の中で「決めて」おかないと、悩みが不必要に長引く事もありますが、予め「決めて」おくと、悩みすぎず、折角のチャンスを逃さないことにもなります。
 
ということで、改めて、「成功」や「失敗」について、腰痛治療の面も含めて確認していきましょう。
  


◇日常生活での成功と失敗
 

日々の臨床や私生活で、行動すると必ずその結果が出ます。

主には、

 ・よし、いいぞー
 ・やったラッキー!
 ・うまくいっているぞーー
  
というように「成功」する場合と
 
 ・あれれ!
 ・おかしいな?
 ・そんなはずでは…
 ・やっぱりやめようかな?
 
というように、「失敗」する場合に、
 
分けられるかと思います。
 
それは、予想通りのこともあれいば、まさか!と予想外のこともあるでしょう。
 
繰返しますが、行動すると必ず結果がでます。

 

◇成功した!と思ったときの心構え

 
 
まずは、成功した!と思ったときの心構えの例をみていきましょう。

成功しているときに、何も行動を変えず続けていると、飽きてくることはありませんか?
 
つまり、
 
モチベーションが無くなってきて、長続きしなくなってしまうこと。
 
人は、常に多少の変化があった方が、ワクワクすると言われております。
  
変化を起こすためには、現状を「評価」する必要があります。
  
成功した場合にも、
  
 ・どんなことがよかったのか?
 
 ・その成功によって、だれにメリットがあるのか?
 
 ・次回もっと良くするために、どんな改善ができるのか?
 
 ・この成功は、どんなことに応用できるのか?

 など。
 
このなかで、特に強調しておきたいのは、「もっと」という言葉。
 
「知っている」と思わず、「知らないこともある」「答えは相手が持っている」と考え、「もっともっと」できることはないか!「もっともっと」改善できることはないかという思いで、現状を評価していくとモチベーションが保てるでしょう。
 

 
◇臨床での「成功」の応用

 

この考え方を腰痛改善などの治療で考えてみると、
 
「今、ある治療をしていて、そこそこ結果が出ているけど、
 
 ・どうして、結果が出たのかな? 

 ・今考えていること以外に、何かあるかな?
 
 ・もっと効率的に もっと相手に喜んでもらえる治療法はないかな?
 
 ・他の治療と組み合わせたらどうかな?」

などと、考えられると思います。

 

◇失敗した!と思ったときのこころ構え

 

一方、

失敗した場合は、

 ・時には、「言い訳をし」

 ・他人や環境に責任をおしつけ
 
 ・自分の責任として考えないことも
 
あるかもしません。 
 
しかし、
 
失敗した時も

 ・その中でも、うまくいった点は、どんなことか?
 
 ・障害になっていたことは、何か?
 
 ・その障害は、どうやって取り除けるのか?
 
 ・今後も挑戦するのか、辞めるのか?
  
と、評価していくと、成長につながるでしょう。
 
シンプルな言葉ですが、「失敗は成功のもと」です。
 
シンプルなものほど、強力です。
 

 
◇「失敗」の臨床での応用

 
 
この考え方を腰痛改善などの治療で考えてみると、
 
 ・なるほど、この運動をすると痛みが悪化するのか
 
 ・この姿勢をした後は、からだの動きがきつくなるのか
 
 ・このような気分で過ごしていると、痛みを感じることが多いんだ
 
ということが、分かった、 

という症状の悪化要因の「気づき」につながります。
 
それに、気づけたら、そこを教訓に改善につなげていけますね。
 
ここで注意したいので、「いつも痛いです」と言っている場合。

よほど重篤なケース以外では、持続的に痛いのではなく、断続的に痛みを感じていることが良くあります。

いつも失敗してるのではなく、成功しているときもあるということです。

 

◇本日のまとめ

 
 
以上のように、成功しても失敗しても【思考停止】しなければ失敗という概念はなくなり、すべては成功の過程となり、成功も自体もより大きな成長につながります。
 
「これで大丈夫」ではなく常に次の準備を考え、今を取り組んでください。
 
更なる向上に興味、関心、好奇心をもち続けることで、

 ・モチベーションを維持でき、
 ・幸福感も満たされ、
 ・突然の危機にも対応できる能力が身につくでしょう!
 
良かったら是非、できることから実践してみてください。
 
すべての人の素敵な笑顔のために!
 
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対話的腰痛アプローチ 
Interactive Low back Pain Technology(ILPT) 
主宰 赤羽 秀徳 
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