こんにちは。赤羽です。
先日、ふと思いました。
「やらない」
と
「やれない
は、どんな違いがあるのだろうか?
過去形にすると
「やらなかった」
「やれなかった」
一文字違うだけですが、
その意味の違いもある程度
分かるので、何気なく
使っている場面もあるかと
思います。
これを、意識的に
自分自身に対して
そして、
関わる人に対して
使い分けると
モヤモヤした気分が
スッキリしてくると
感じましたm(__)m
ということで、
改めて、その違いを
一緒に確認していきましょう!
◇「やらない」は“自分ルール”
まずは、
「やらない」からみていきましょう。
「やらない」は、
口調にもよりますが
既に、ある信念や意思があり
「やらない」という決断をした
感じがしますよね。
これを、
学校を例に考えてみましょう。
もし、あなたの子供が
「学校にいけない」
ではなく
「学校にいかない」と
言ったとします。
「学校が嫌い」という
表現をしてくるかも
しれません。
通常、
親としては、できれば
学校に行ってほしいと
思うかと思います。
そこで、質問を投げかかることで、
子供を理解することが可能になります。
その質問の一例は
「学校の代わりにどこにいきたい?」
「学校の代わりに何がしたい?」
等があげられます。
親の願望ではなく、
子供のいきたい場所、
子供のやりたいことを
見つける質問になりますね。
この質問に対して、しっかり、
答えを持っているのであれば、
【自分ルール】が確立して
いる証拠だと言えます。
当然、他人の欲求充足の邪魔を
してはいけませんが、
そうでない限りは、親として
その時の子供を信じて
見守ってあげてみるという
選択もあるでしょう。
◇「やれない」 は“何が障害か?”
では、つぎに
「やれない」をみていきましょう。
文字通りではありますが、
「やりたくても、できない」
状況かと思います。
これは、冷静に考えれば分かる
ことではありますが、聴く側の
余裕がないと、ついつい価値観の
押しつけや、一方的な評価を
してしまうこともあるかも
しれません。
先ほどと同様に子供の例で
みてみると、
「きょう学校行かれない」
「きょうは宿題できない」
など。
その時に、冷静に、
「何か困っていることある?」
「何か障害になっているの?」
(場面によっては硬い表現ですが)
と質問できれば、相手のからの
素直な答え聞けて、相手を理解する
ことができるので、お互いの関係は
むしろより温かくなっていくでしょう。
そうではなく、
「なんで学校行けれないの!」
「なんで宿題やらないの!」
という言葉を、批判的な口調で
反射的に発すると、
相手は、素直な自分の
気持ちを話しにくくなることが
あるので、いつも自分の発する
言葉を吟味していきたいですね。
◇弱音を吐くのは、悪いコト?
以上、「やらない」「やれない」という
ことを簡単に振り返ってみました。
ここで、
「やらない」「やれない」という言葉が、
【弱音】
として発せられることも
あるかと思ったので、
弱音という観点もみてみましょう!
改めて調べてみると、弱音を吐くとは、
「物事をやり通そうという
意志や気骨を感じさせない、
いかにも弱々しいことを
口に出して言うことをさす表現」
とのこと。
今回の二つのキーワード
「やらない」「やれない」を
考えると、
・「やらないと弱音を吐く」
・「やれないと弱音を吐く」
というように、両方ともありそうですね。
ここで、考えたいのは、
「弱音は吐くな」という言葉。
「弱音を吐くな」と
言われることもありますが、
心と体の健康から考えると
「弱音を吐いている」
そんな自分と対話すること
が大切だとよく言われます。
「今の自分は
能力以上のことをやろうとして
目標自体が多きすて過負荷に
なっていないかな?」
「恐怖があるけど、
やっぱり自分にとっては価値
あるものだから、やってみたいと
覚悟を決める機会なのか?」
など。
大切なことは、
==============
その時の自分の弱音の理由を
しっかり探究し理解すること
==============
でしょう。
他人との関わりであれば、
その人自身がしっかり
探究できるように、
質問してあげること。
弱音は、
自分の限界を知らせてくれているのか?
弱音は、
覚悟を再確認する機会を知らせて
くれているのかな?
など、しっかり対話していくと
弱音もうまくいかせていけそうですね。
つまり、
他人よりも、
「自分の世話を焼く」時間を
増やすとも言えそうです。
◇本日のまとめ
日常よく使う「やらない」「やれない」
という言葉を改めて振り返ってみました。
「やらない」には、しっかりとした
自分ルールがありそうです。
「やれない」は、何か、
障害がありそうなので、
ゆっくり状況を確認する時間が
欲しいですね。
そして、
自分が
弱音を吐きたくなった時は、
しっかり自分と対話し、
その理由を探究する時間だと
気づかせてくれている、と
捉えてみてはいかでしょうか。
すべての人々のハッピーのために。
・
・
・
聞きたいことや感想は、気軽にメールでどうぞ。
メール:office〇akahalabo.com (〇を@に置き換えてください)
******************
対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
******************