―●○ILPT主宰 赤羽秀徳 のコラム○●―
質問です。
普段の臨床で、
リハビリの時間以外のエクササイズ
として、自主練習を積極的に行う方
と、
あまり行わない方はいらっしませんか?
・
・
・
同じようなエクササイズだとしても、
積極的に行う方と行わない方。。。
・
・
・
その違いは、どこから生まれているのでしょうか?
・
・
・
以前の私は、
「この人は、〇〇の人だから」
というように、その人を
決めつけていたかもしれません。
・
・
・
これでは、その人のことを
より深く理解することはできませよね。
・
・
・
理想としては、ご本人にとって、
より良いエクササイズが見つかって、
それを、リハビリ以外の時間にも
行った方がよいことが分かったら
実践してほしいですよね。
・
・
・
先ほどの質問、
「その違いは、どこから生まれているのでしょうか?」
の、私の答しては、
【関わり方】
によるものが大きいと感じています。
・
・
・
自主練習を行うようになるかどうかで
一番たいせつな事、忘れてほしくないことは
医療従事者の【関わり方】です。
(★子育てでしたら、親の関わり方)
今回は、その【関わり方】の
影響について、改めて一緒に
考えていきましょう。
◇あなたの関わり方は?
ということで、改めて質問です。
あなたの関わり方は、
相手が自主練習をしたくなる関わり方か
あるいは、
あまり自主練習をしない関わり方か
シンプルに表現すると
相手の自律を促すのか
相手の依存を促すのか
どちらだと思いますか?
・
・
・
当然、どちらだけということはなく
場面によって、変わることもあると
思いますが、きっとどちらが多いか
という傾向があると思います。
これも、習慣なので。
自律を促す関わりをしていると
相手は、あなたに
行ったこと、できたことの報告や
今後やりたいこと、未来の夢を
語ってくることが多くなるでしょう。
一方
依存を促す関わりをしていると、
相手は、あなたに、
どうすればいいのか?
どれを選んだらいいの?など
やり方(行為)や考え方(思考)
聞いてくることが多くなるでしょう。
あなたの関わり方で、
相手は変わっていきます。
◇他人は変えられない、のでは?
ここで、疑問が生じる方も
いらっしゃるかもしれません。
・
・
・
「他人は変えられない」
ということについて。
すでに、お聞きになったことが
あると思います。
「他人は変えられない」
ということ。
変えられないのであれば、
他人が自律するのか、
他人が依存してくるのか
もともと、
「・・・の人」と考えれば
いいのでは?
と思うかもしれません。
しかし、
人は、環境や他人の影響を受けます。
考え方、
選択の仕方
決断の仕方
行動の仕方
それは、外からの影響を受けて
どんどん変化していきます。
「環境が人を育てる」
「地位が人を育てる」
とも言われます。
本人の行動は、直接は変えられない
けど間接的には変わっていくのです。
◇迷った時、困った時にはいつも
人との関わりにおいて
いつも忘れないでほしいこと
そして、
不安や困難に出くわしたときに
いつも思い出してほしいこと
それは、
自分が直接変えられるものと
自分が直接変えられないもの
を意識すること。
直接変えられるものを
コントロールしていけば、
幸福感を感じることが
多くなるでしょう。
直接変えられないことを
直接コントロールしようとすれば
不幸を感じることが
多くなるでしょう。
・
・
・
自律
か
依存
か
他人は直接は変えられないけど
影響受けます。
他人は直接は変えられないので、
あなたの関わり方が
変われば、その影響を受けます。
(でも、気持の中で、
「影響を与えてやろう!」
と思うと、相手は、反発して
くるのでご注意を)
◇まとめ
指導者の【関わり方】によって
依存が多くなる
自律が多くなる
かが決まっていきます。
子育てでありば親の【関わり方】ですね。
あなたの【関わり方】の
影響を受けて、
相手の選択が変わっていきます。
「・・・の人」と
決めつけている自分に気づいたら
あなたの【関わり方】をチェックする
タイミングかもしれません。
是非。
すべての人々のハッピーのために。
実践してみて感じたことあったら、
是非、感想お聞かせ下さい。
メール:office〇akahalabo.com (〇を@に置き換えてください)
******************
対話的腰痛アプローチ
Interactive Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
******************