私が患者さんに関わっている中で、
その方とすごく親密感を感じる
タイミングがあります。
そのタイミングは、
きっと皆さんも感じることが
あると思います。
…
ズバリ、そのタイミングは、
「共通点」が見つかったときです。
例えば、
・趣味
・出身地
・部活動
・出身大学
・現在の住所
・旅行先
あるいは、
・価値観
・期待する事
などがあげられるでしょう。
「あ、そうです何ですか
私も・・ですよ」
などの場面。
いかがでしょうか?
問診時や、
普段の関わりの中で
共通点が見つかったときに、
親密感が急に増す感じはしませんか?
◇コミュニケーションの基盤
この共通点の話題は、
ILPTメインコースで、
何回も話題にしているかと
思いますので、
すでに参加されている方は、
一緒に復習しましょう。
**
コミュニケーションの基盤は、
ラポールだといわれています。
ラポールとは、
お互いに信頼関係があり、
「自然な親密感」が存在する状態だと
されています。
その方法としは、
・ペーシング
相手の話すスピードや
声の調子、
呼吸のペースに合わせること
・ミラーリング
相手のしぐさ
振る舞い
表情
を合わせること
そして
・バックトラック
相手の言葉に合わせて
伝え返すこと
が主な方法とされています。
きっとこれらは、
普段の臨床で、自然にできている方が
多いのではないかと思います。
いかがですか?
振り返ってみて。
・相手がゆっくり話す時は、
ゆっくりと
・相手が辛そうな表情ときは、
その表情に合わせ
・重要な言葉は、繰り返し
オウム返し
されていませんか?
◇さらに親密感を高めるために
では、以上の3つのほかに、
今までの経験で、どのような時に
相手との距離が「近くなった」、
つまり、
親密感を感じたかを考えてみると、
・・
・・
・・
・・
先にあげた、
お互いの「共通点」が
あげられると思います。
先ほどあげたのは、
・趣味
・出身地
・部活動
・出身大学
・現在の住所
・旅行
**
・価値観
・期待する事
など でしたね。
東京のクリニックで働いていた時、
担当になった患者さんが
私の出身地、長野から通って
下さっていましたが、
かなり、親密感を感じていました。
きっと、皆さんも
振り返ると多くの経験があるかと思います。
◇普段は意識しているか?
さて、
ここで、改めて
普段関わることの多い家族や
職場のスタッフのことを考えた場合、
お互いの共通点を意識することが多いですか?
それとも、
お互いの相違点を意識することが多いですか?
・・
・・
・・
一概には、言えないかと思いますが、
あまり良好な関係ではない方がいた場合、
相違点がどんどん気になり
良好な関係の方の場合は、
相違点があっても気にならず、
共通点が沢山見つかるかも
しれません。
例えば、
職場での共通点を考えると、
<職場の理念に沿った行動>
という観点もあるでしょう。
夫婦であれば、
<より幸せな家庭を築くため>
という観点もあるでしょう。
話合いをする時にも、
その共通点を確認すると
お互いの行動の
相互理解がしやすくなるでしょう。
◇意識して探すために
ILPT腰痛治療セミナーでも
お伝えしておりますが、
我々は過去の経験に基づいて相手を
自叙伝的に評価したり、
アドバイスしたり
してしまうものです。
その結果、
自分の意見に相手が賛成しないと
すぐに相手が間違っていると
思ってしまいます。
相違点を見つけようという
意識が強いと相違点ばかりが
気になってきて、
批判的な態度や言葉で
接してしまうことが
あるかもしれません。
それとは、逆に
共通点を見つけようという
意識を強く持つと、
今まで気づかなかった
相手の良い面に気づける
かもしれませんね。
そして、
相違点も尊重できるように
なるでしょう。
◇共通点を探し、相違点を尊重する。
こころとカラダの健康を考えたら、
身近な人、そして、
一緒に働くメンバーとは、
適度な親密感をもって
過ごしていった方が
メリットがあるでしょう。
そのために、
共通点を探すこと
そして、
相違点は尊重する
と<決めて>過ごしてみては
いかがでしょうか?
すべての人々のハッピーのために
IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
追伸:
イラッとしても、大丈夫。
その時は、自分の期待することとの相違点に
気づけているだけ。
違って万歳。違って当たり前。
落ち着いて、共通点を探していきませんか?