【ILPT便り】第177回『 幸せはどこからやって来る?世界の学者の意見は?』 

―●○ILPT主宰 赤羽秀徳 のコラム○●―
 
あなたは今幸せですか?
 
あなたの関わる方はいかがですか?
 

 

 

 
選択理論心理学創始者、アメリカの精神科医
故・ウイリアムグラグラッサー博士によると、

「人は五つの基本的欲求を満たして、
 良い気分(幸せ)を味わうために
 行動している」
 
されています。
 
その考えに従えば、
 
今幸せを感じている場合は、
欲求が満たせれているのでしょう。
 
一方、
 
今幸せを感じていない場合は、
欲求が満たされていない
ということになります。
 
もう少し詳しく言うと、

本人が望んでる、
本人が必要としている
ものが満たされると

その報酬として感じられるもの
 
と言えるでしょう。

今回は、
 
数多くの「幸せな人」を分析した結果から
見えてきた、幸せの源を
一緒にみていきましょう。


◇幸せの源。世界の学者の調査結果

まずは、
 
最近の生活を振り返り
以下の質問に
Yes No でお答え下さい。
 
・より活動的で忙しくしていますか?
  
  Yes No
 
・社会的な交流に時間を使っていますか?
  
  Yes No
 
・意義ある仕事をして生産的でいますか?
  
  Yes No
 
・しっかり準備していますか?
  
  Yes No
 
・心配することをやめていますか?
  
  Yes No
 
・期待や願望の程度を下げていますか?
  
  Yes No
 
・前向きで楽観的に考えていますか?
  
  Yes No
 
・今を重視していますか?
  
  Yes No
 
・健全な人格形成に取り組んでいますか?
  
  Yes No
 
・社交的で人付き合いの良い人格を培っていますか?
  
  Yes No
 
・ありのままの自分でいますか?
  
  Yes No
 
・ 悪いもの(思い)を解消していますか?
 
  Yes No
 
・親密な人間関係を大事にしていますか?
  
  Yes No
 
・幸福の価値を評価していますか?

  Yes No
 
ちょっとわかりにくい設問も
あったかと思いますが、
沢山の質問にお答えいただき
ありがとうございます。
  
14項目ありましたが、
いくつYesとなりましたか?

◇幸せな人の共通点
 

実は、14項目がそのまま
幸せな人の共通点とされています。
 
ここで、強調したいのは、
ほとんどが、自分で養うことが
できるものであること。
 
つまり、

これらは、全て行動であり、
自分で選択できるということです。
 
グラッサー博士は、
「人生はセルフコントロール」
ということを長年強調されていました。

幸せは、他人に依存するのではなく
今、自分ができることに集中し、
自分が幸せを感じられる行動を
選択することで、感じられるもの
 
そう、
 
幸せは、気づき、感じるものです。
 
別の良い方をすると、
 
【幸福は必ず後からやってくる】
 
人生に前向きになれる活動に取り組み
傾倒することにより幸福になれる
 
とされています。

◇今できることは 
 

とはいうものの、

14項目を常に意識するのは
難しいと思いますので、
振り返りのチェック表として
活用してみはいかがでしょうか?
 
今、自分に有益な行動の指針が
明確になり、
 
こころがスッキリ
 
するかもしれません!!

幸せに
より気づき、
より感じられるために。

ということで、
14項目を少々解説しておきます。
 
=====

・より活動的で忙しくしていること
 
 →幸福なひとは何歳であろうと、
  人生でより多くを注ぐために、
  より多くを得る。

・社会的な交流に時間を使うこと
 
 →最も重要な幸福の源は他者である。

・意義ある仕事をして生産的でいること
 
 →幸福なひとは
  「仕事の名声」や「仕事からの収入」よりも
  「仕事の意義」を重視し、
  自分のすることを楽しんでいる。

・しっかり準備すること
 
 →幸福なひとは、計画を立てて、組織する。
  目標や目的がある。

・心配することをやめること
 
 →心配は不愉快な思考。
  心配事の90%は実現しない。

・期待や願望の程度を下げること
 
 →研究によれば、幸福な人の期待や願望は、
  控えめであることが明らかになっている。

・前向きで楽観的に考えること
 
 →幸福なひとは望ましい目標の達成を楽しみに待ち、
  その達成を確信している。
  
  どんなに悪い状況であっても良い面をみる。

・今を重視すること
 
 →幸福なひとは、今日を生きる。
  過去をくよくよ考えたり、理想的な未来を
  夢みたりしない。

・健全な人格形成に取り組むこと
 
 →幸福なひとは、自分のことが好きで
  自分を受け入れ、自分を知り、自分を助ける。

・社交的で人付き合いの良い人格を培うこと
 
 →幸福なひとは、よく微笑み、
  ユーモアのセンスがある

・ありのままの自分でいること
 
 →幸福なひとは自分が思ったり感じたり、
  したことを言い、他者がどう思うかを
  気にしない。

・ 悪いもの(思い)を解消すること
 
 →幸福な人はうっ積した思いを打ち明ける。
  感情や気持ちを抱え込まない。
 
  なぜなら、
 
  これらは、心理的苦悩は身体的疾患を
  引き起こすからである

・親密な人間関係を大事にすること
 
 →親密で愛情の溢れる関係、
  親密な友情関係 あるいは、
  家族の強い絆ほど
 
  幸福に強い影響も与えるものはない。

・幸福の価値を評価すること
 
 →幸福なひとは、幸福を大事にする。
  幸福が寿命を延ばし、人生に活気を
  与えてることを良く理解している。

いかがでしょうか?
 
少々参考書籍を元に解説を
させていただきました。
 
まずは、どの項目をより一層実践してみたいですか?
 


◇まとめ
 

改めて、

「幸福は必ず後からやってくる」こと、
 
そして、
 
「最も重要な幸福の源は他者である」こと
 
さらに、
 
・親密で愛情の溢れる関係、
・親密な友情関係 あるいは、
・家族の強い絆ほど
 
幸福に強い影響も与えるものはない。
 
などが、改めて響き、 
さらに、幸福について
探究していきたいと感じました。
 
それは、
 
幸福を探究することは、予防医学とも
同じ要素が多くあり、健康寿命の延伸にも
必須になってくるとされているからです。
 
まずは、自分が幸福を感じられるよう、
そして、自分が幸福に気づけるよう
 
一日一日、積極的に微笑み、
ユーモアを発揮していきませんか?
 
すべての人々のハッピーのために。是非。  
 
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参考書籍:レオ・ボルマンス編:世界の学者が語る幸福,西村書店

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