【ILPT便り】第168回『 “子供を注意しない父”からのハッとする学び! 』

―●○ILPT主宰 赤羽秀徳 のコラム○●―
 
最近、次のように思うこと、感じることはありましたか?

「なんで、あの人は〇〇しないのだろう!」
 
「どうして、〇〇してくれないの!」
  
「何回言ったらわかるの??」
 
など
 

 

 

 
(私は、以前、ビジネスホテルに
宿泊した際、高校生と思われる
6人程のグループが、大浴場で
大きな声で会話し続けており、
・・・・。)
 

 

 

 
正直、このように思う場面では
おまり良い気分にはなれないかと
思います。
 
ひと事で言うと、
こちらの期待した結果が
得られない場面ですね。

まさにこれが、ストレス。
 

 

 

つまり、
 
==============
現実 と 期待 のギャップ
 
 ⇒  ストレス
==============
 
 

 
・ 


 
でも、そんな時に、
その時の、見方や捉え方が
一瞬で変わって、快適な
気分で過ごせるスキルって
興味ありますか?
 


 

 
決して難しいことではないです。
 

 

 

 
答えは、
 
==============

「答えは、本人がもっている」
 
(クライアントファースト)
 
==============
 
といういつもと同じ結論ですが、
これをより成熟させるために、今回も
一緒に学びを深めていきませんか?

 
 
◇子供を注意しない父

 
 
早速、紹介したいエピソードがあります。
 
ILPTベーシックセミナーでもおなじみ、
スティーブン・コヴィー博士の
「7つの習慣」から引用し紹介します。
 
まずは、こちらをお読みください↓


 

 
「ある日曜日の朝、ニューヨークの地下鉄で体験した
パラダイム転換を私は忘れることができない。
 
乗客は皆、静かに座っていた。
 
ある人は新聞を読み、ある人は思索にふけり、
またある人は目を閉じて休んでいた。
全ては、落ち着いて平和な雰囲気であった。
 
そこに、ひとりの男性が子供たちをつれて
車両に乗り込んできた。
 
すぐに子供たちがうるさく騒ぎ出し、
それまでの雰囲気は、一瞬にして壊されてしまった。

しかし、
 
その男性は私の隣に座って目を閉じたまま、
周りの状況に全く気づいていない様子だった。
 
子供たちはといえば、大声を出したり、
物を投げたり、ひとの新聞まで奪い取ったり
するありさまで、なんとも騒々しいく
気に障るものだった。

ところが、隣に座っていた男性はそれに対して
何もしようとはしなかった。
 
私は、いらだちを覚えずにはいられなかった」
 
 中略
 
「彼に向かって非常に控えめに
 
『あなたのお子さんたちが皆さんの
 迷惑になっているようですよ。
 もう少しおとなしくさせること
 はできないのでしょうか』と言ってみた。

彼は目を開けると、
まるで初めてその様子に
気づいたような表情になり
柔らかい、物静かな声でこう返事した。
 
『ああ、ああ、本当にそうですね。
 どうにかしないと…。
 たった今、病院から出てきたところなんです。
 
 一時間ほど前に妻が……。
 
 あの子たちの母親が亡くなったものですから、
 いったいどうすればいいのか……。
 
 子供たちも混乱しているみたいで』
 
その瞬間の私の気持ちが想像できるだろうか。
私のパラダイムは一瞬にして転換してしまった。
 
突然、その状況を全く違う目で見ることができた。
 
違って見えたから違って考え、違って感じ
そして、違って行動した。
 
今までのいらいらした気持ちは
一瞬にして消え去った。
 
自分のとっていた行動や態度を
無理に抑える必要はなくなった。
 
私の心にその男性の痛みが
いっぱいに広がり、
同情や哀れみの感情が
自然にあふれでたのである。
 
『奥さんが亡くなったのですか。
 それは本当にお気の毒に。
 私に何かできることはないでしょうか』
 
一瞬にしてすべてが変わった。」
 

 

 

 
引用は、ここまでです。
 

◇すべての行動には目的がある。


 
いかがでしたでしょうか?
 
子供を注意しない父のエピソード
 
私のコメントもあまり必要ないかもしれませんね。
 
このエピソードは、何回読んでも
気づかされるものがあります。
 

 

 
すべての行動には目的があります。
 
=================
その行動は、いつもその時最善の選択
とされています。
=================
 
後からは、後悔することもあります。
 
でも、そのときは、その選択は、最善。
 
しかし、
 
今回のエピソードのように、
どうして子供たちは騒いでいるのか?
 
 
どうして父は注意しないのか?
 
本人に聞かないとその目的は分かりませんね。
 

 

 

 
 
◇自分でも目的が分からないことがある


 
でも、時には、その目的も本人にも
分からいこともあるでしょう。
 
 「どうして〇○したの!」
 
 「何回言ったらわかるの!」
 
と言われて、恐怖を感じてしまったら
本人は、冷静にその行動の“本当の本当の”
目的を探る時間を持つことができないでしょう。
 

 

 
・ 
 
あなたも経験ありませんか?

食べてはいけないと分かっていても
食べてしまう。
 
あるいは、
 
逆に、
やらなきゃいけないと思っても
やらない
 
 思考
 
 と
 
 行為
 
が一致してません。
 
こんな時には、不快な感情になりそうですね。
 
そんなときほど、
ゆっくり

===========
自分を感じ、
 
自分を思い、
 
自分で考える
===========
 
ひとりの時間を持つこと、
 
そして、
 
それらを話す機会が持てると
その答えに気づやすくなるでしょう。
 

 
◇不快な気分になったときすること

 
 
他人の行動をみて、自分が不快な気分になったとき

その時できることは、
相手の行動の理由を考えること。
 
そして、気になったら聴く
 
 聞く
 
 訊く
 
では無く
 
 聴く
 
しっかり、心の声を聴く
 
それは、自分に対しても同じ。
 
不快に感じたら『聴く』
 
そんなマイルールを作り
実践してみてはいかがでしょうか?
 
「子供を叱らない父」に出合っても
冷静に対応できる人が増えると
温かな関係が広がると思いませんか?
 
腰痛を感じても同じですね。
 
すべての人々のハッピーのために。  

 
実践してみて感じたことあったら、
是非、感想お聞かせ下さい。

 
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対話的腰痛アプローチ 
Interactive Low back Pain Technology(ILPT) 
主宰 赤羽秀徳
  
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