【ILPT便り】第158回『 言葉が変わると自分のこころが楽になる!』

言葉が変わると自分のこころが変わる(子どもがゲームをしている)

―●○ILPT主宰 赤羽秀徳 のコラム○●―
 
突然ですが、
まずは、次の言葉をご覧ください。
 
============
 
・遅刻するよ
 
・うるさいよ!
 
・こぼさないで運んで
 
・早く勉強しなさい!
 
============
 
 ・
 
 ・
 
 ・
 
 ・
 
では次に、以下の言葉をご覧下さい。
 
============
 
・出発まで後、10分だよ!
 
・今、静かにしてほしいの。。。
 
・気をつけて運んで。
 
・今日は、勉強はいつやる予定?
 
============
 

 

 
はい。ありがとうございます。 

あなたは、普段
どちらのグループの言葉を
使うことが多いですか?
 

 

 
ILPTセミナーでは、いつもお伝えしている
ことではありますが、
 
「言葉もくすり」
 
そして、
 
「自分の言葉を変えると
自分の心が変わります」
 
どちらのグループの言葉を
多く使っているかで、
こころが変わります。
 
今回は、
日常の「言葉の選択」について
改めて振り返っていきましょう!
 

 
◇昔、自分が言われた言葉は、どちら?

 
 
自分が子どものころを振り返ってみて
 
============
 
・遅刻するよ
 
・うるさいよ!
 
・こぼさないで運んで
 
・早く勉強しなさい!
 
============
 
という言葉と 
 
============
 
・出発まで後、10分だよ!
 
・今、静かにしてほしいの。。。
 
・気をつけて運んで。
 
・今日は、勉強はいつやる予定?
 
============
 
という言葉、
 
どちらのグループの言葉を
親から言われることが多かったか
覚えていますか?
 

 

 

 
実は、研究によると 
親からどのような言葉を
言われるかによって、
 
扁桃体、聴覚野、視覚野などの
発達にも影響がおよび、
記憶力や思考力等にも
影響が出るようです。
 

 

 

 
先ほどの前半の言葉は、
否定的、批判的に捉えられやすい言葉です。
 
後半の言葉は、
肯定的、共感的な言葉かと思います。
 
自分が言葉を発するとき、
まずは、その時の自分の言葉が
どちらのグループに属するのかに
 
「気づく」
 
ことが、シンプルですが、
肝になります。
 

◇アウトプットの前に言葉を考える


 
 
知識としては、
肯定的な言葉を使った方が良い
ということは、ILPTセミナーを受ける以前から
すでに知っているでしょう。
 
大切なのは、
 
知識を実践し、知恵にしているかですね。
 
ILPTアドバンスでは、
プランを考える時には、
 
・禁止事項より「やること」
 
・You Message より I Message
 
・情報提供
 
ということ等をお伝えしております。
 
つまり、具体的な
実践法、スキルです。
 
その例として、

~~~~~~~~~~~~~
 
●禁止事項より「やること」
の例は、
 
 
「こぼさないで運んで」
 
   ↓
 
「気をつけて運んで」
 
となります。
 
~~~~~~~~~~~~~
 
●You Message より I Message 
 
の例は、
 
「うるさいよ!」
 
   ↓
 
「今、静かにしてほしいの。。。」
 
となります。
 
~~~~~~~~~~~~~
 
●情報提供の例は、
 
「遅刻するよ」
 
   ↓

「出発まで後、10分だよ!」
 
となります。
 
~~~~~~~~~~~~~
 

 

 

 
このように、文字にすると
分かりやすく、簡単なこと
に見えるかもしれません。
 
しかし、
 
実践するとなると難しいと感じる
こともあることと思います。
 

◇大切なマインドセット
 

実践することが、難しいと感じたとき程、
確認していただきたいことがあります。 
 
それが、マインドセット。
 

自分は、相手の何をみようと
決めているか?
 
決断しているか?
 
です。
 
=========
 
できている部分か?
 
足りない部分か?
 
=========
 
良いことか?
 
悪いことか?
 
========
 
など。
 
その「あり方」が
 
 ・否定的な言葉になったり
 
 ・肯定的な言葉になったり

して、表れてくると思います。
 
「自分は、相手の何をみようと
決めているか?」
 
そして、
 
それを、毎日確認していますか?
 

◇やる気を点数化する


 
では、具体的に、良いところをみる
方法を一つ紹介します。
 
それは、
 
点数化です。
 
わかりやすいのは、「やる気」。
 
宿題をすると言っているのに、
なかなか宿題をする
気配のない子供に向かって、
 
「いい加減にしなさい。早くやりなさい」
 
と言ってしまうことがある かも しれません。
 
先の例のように、
事実確認として、
「勉強は、いつやるの?」
と質問することも一つの方法ですが、
 
やる気 に注目してみると、
 
===========

「今のやる気は、何点?」
 
「その点数を、20点あげるために
 何ができるかな?」
 
===========
 
というように、
すでにある部分、
やる気が少しでもある
とうい良い面をみて、
 
点数をつけてもらいます。

 
点数が、
10%だとしても、OK
そこから、あげていけばいいのです。
 
0%だったとしても、
マイナスでなかったらOK
 
というように、
解釈することもできます。
 


◇まとめ 


 
日常の「言葉の選択」について
主に、子供とのやり取りを例に、
改めて振り返ってみました。
 

伝えたいことが同じでも
使う言葉によって、
受け取られ方は、
大きく異なると思いませんか?
 
そして、
 
その影響は、脳の機能にも及ぶとされています。
 
自分が望んでいることを
より肯定的に伝えることで

自分のこころも楽になります。
 
そのためにも、
言葉の選択、そして
その能力を高めていきませんか?
 
それが、【相手の強み】を引き出すことにつながります。

良かったら、是非!!

すべての人々のハッピーのために。 

 
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IAIR認定アドバンスインストラクター  
複合的腰痛アプローチ 
Integrated Low back Pain Technology(ILPT) 
主宰 赤羽秀徳
  
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複合的・対話的腰痛アプローチ
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