【ILPT便り】第141回『 みんな違って良い!笑顔が増える工夫』

  

 
質問です!!
 

 

 
自分がより楽しさを感じるため、
 
あるいは、
 
笑顔で過ごせる時間が増えるために
最近、どんな工夫をされていますか?

 


 

 
何かを楽しむ時には
自分なりの工夫をしたり

自分が楽しくなる方法を
知っていると便利ですよね。
 

 

  
 
今回は、そんな楽しむための
工夫をリハビリの場面を参考に
考えてみました。 

 
 
◇リハビリでやっている楽しむ工夫

 
 
我々療法士は、
患者さんや利用者さんの
問題点を解決したり
QOLを高めるために
 
・仮説検証
 
・目標設定
 
・プログラム変更
 
・個別、集団アプローチ
 
などを行っていると思います。
 

 

 
ふと思ったのですが、
普段行っている
この過程の中に「楽しみ」の要素
 
患者さん、利用者さんが
「笑顔になれる」要素
 
があることの改めて気づきました。
 

 

 
それいは、
 
========
 
・仮説を立てて、検証する
 
・目標を設定して、その達成具合を振り返る
 
・結果が望ましくなければ、別のアプローチで試す
 
・一対一で励まされながら、
 あるいは、仲間と一緒に同じプログラムをする
 
========
 
などですね。
 

 
◇リハビリをつまらなくするとしたら


 
上記のことをわかりやすくするために
楽しくない方法をあえてあげてみます。
 
・仮説を立てず 
  
  → 単に再評価
 
  ・
  ・
 
・目標を立てず
  
  → たんたんと達成具合だけを確認
 
  ・
  ・
 
・結果を一緒に振り返ることなく、
 
  → 複数のアプローチをこなしていく
  
  ・
  ・
 
・一対一では、励ますこともなく、
 集団では、みなバラバラの体操をしている
 
  ・
  ・
 
というような場面は
冷たく、楽しさや
笑顔も少なそうですよね。
 
 


◇選択理論心理学の復習・予習
 

では、これらのことを
ILPTアドバンスでお伝えしている
「選択理論心理学」で整理してみましょう!
 
すでに、アドバンスを受講されている方は、
復習として、これからの方は、
予習していきましょう。
 
テーマは、
 
 「五つの基本的欲求」です!!
 
この
「五つの基本的欲求」が鍵です。
 
シンプルですが、とてもとても大切です!
 
なぜなら・・・

選択理論心理学によると、

「人は五つの基本的欲求を満たして、
 
 良い気分(幸せ)を味わうために
 
 行動している考えます」

 
とされているからです。
 

 

 
人の【行動の目的】を説明している
大変重要な説明です。
 

 

 
では、<5つの基本的欲求> 
 
すでに、受講されている方は、
スラスラと5つ言えますか?

(ここで、下の答えをみずに
 答えてみましょう!
 
 そして、
 
 普段それを、活かしているか
 振り返ってみましょう)

 

 

 

 

 

 

 

 
はい、ありがとうございます。
 

 

 
<5つの基本的欲求>は!
 
 
1.生存の欲求:
 
   ⇒ 食べたい、寝たい、休みたい 
 
 ・
 ・
 
2.愛・所属の欲求:
 
   ⇒ 愛し愛されたい、仲間の一員でいたい 
 
 ・ 
 ・
 
 
3.力(承認)の欲求:
  
   ⇒ 認められたい、達成したい、人の役に立ちたい
 
 ・
 ・
 
 
4.自由の欲求:
 
   ⇒ 自分のことは自分で決めたい、強制されたくない
 
 ・
 ・
 
 
5.楽しみの欲求:
 
  ⇒ 自分の好むことをした、楽しみたい
 
 ・
 ・
 
 
でした(です)
 

◇選択理論心理学に当てはめてみる
 

では、ここに、
 
先ほどの
 
・仮説検証
 
・目標設定
 
・プログラム変更
 
・個別、集団アプローチ
 
 を当てはめてみましょう!!
 
*複数あてはまるのもありそうですが、
 私の判断で最もあてはまるものを
 考えてみました。
 

・仮説検証
   
  →楽しみの欲求:
 
   楽しみの欲求は、「好奇心、興味、関心」
   もあります。
 
・目標設定
   
  →達成感が味わえるので
   「力の欲求」
 
・プログラム変更
 
  →自由に選べるので
   「自由の欲求」
 
・個別、集団アプローチ
   
  →他人との関わりの中で行うので
   「愛・所属の欲求」
 
等が満たされていくでしょう。
 

ここで、注意したいのは、
五つの基本的欲求の求める度合いは、
一人一人異なるということ
 

だから、
 
その方に会った【工夫】をしていきましょう!
ということ。
 
そして、
 
もし、自分が楽しくないと思ったときには、
自ら、創造性を発揮して【工夫】をしていく
ということ。


 
◇まとめ

ある人が楽しめるやり方も
他の方には合わないことも
あるかと思います。
 
そんな時に
 
「五つの基本的欲求」を
思いだし、
関わり方を【工夫】されることで、
笑顔がより増えると思います。
 

大切なのは、
 
「創造性を発揮して工夫しよう!」とすること
 
これは、自分自身にも言えることでしょう。
 
楽しくなるのを待つのではなく 
自ら考え、工夫することで
楽しさが増えると思います。
 
その人なり、自分なりの工夫、創造性を!
 
是非。
 
 
すべての人々のハッピーのために。 
 
引用文献:「ラジオ!幸せを育む素敵な人間関係」
宇都宮 民・愛媛選択理論研究会 著 より

 
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IAIR認定アドバンスインストラクター  
複合的腰痛アプローチ 
IAIR Low back Pain Technology(ILPT) 
主宰 赤羽秀徳
  
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追伸:

 自分が変えられること(今、現在(思考、行為))を、変えると、未来が変わる。
 

 
複合的・対話的腰痛アプローチ
ILPTベーシック&アドバンスでは、より詳細にお伝えしております↓
 
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