–●○ ILPT主宰 赤羽秀徳 ○●–
突然、
「・・さんは、どう思いますか?」と
質問されて、はっ!とした経験ありませんか?
・
・
学校の授業
職場のミーティング
ゆったりした宴会中 など
・
・
正直、焦りませんか?
まさか、このタイミングで質問とは!
こころの準備が出来ていればいいのですが、
「そうだよね~」
「そんな考えもあるよね~」
など、気軽に考えているときにほど。
・
・
◇自分との対話が出来ているか?
さて、
どうして、突然
「・・さんは、どう思いますか?」と質問されて
はっ!とするのでしょうか。。。
はっ!としないときとの違いは
どこにあるのでしょうか?
・
・
シンプルに言うと
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「考えている」ようで
「考えていない」
==========
からではないしょうか?
自分の内側にある気持ちや
感情の動きに注意を向けていなとき、
自分との対話をしていないときに
質問されるから驚くのでは
ないでしょうか?
もし、
学校の授業
職場のミーティング
ゆったりした宴会中
に、
自分はそのことについて、
どんな気持ちなのかな、
そのことにより、
どんな感情の動きが
あるのかを<自分と対話>し
キャッチしていたら、
・準備
ができていますので、
そのまま、アウトプットできるでしょう。
・準備
ができていないと、
質問されてから、いよいよ真剣に
<自分と対話>し始めることもあるしょう!
いかがでしょうか?
・
・
◇臨床で考えてみると
では、
このように、「質問する」ということを
臨床で考えてみましょう。
患者さん、利用者さんが
何か失敗してしまったと
話されたときに、その内容について、
こちらがうまくいく方法が
解っていてすぐに提示したとしたら…
例えば、
「それは、こうしたらいいですよ」
「それは失敗しますね、この方がいいですよ」
などと指導したり、
アドバイスすると、
患者さん、利用者さんは
自分と対話する機会が減り、
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自分の本当の思いや感情
===========
に気づく機会が減ってしまい
・自分で考える
ことをしなくなり、
いつも依存的になりやすくなることが
考えられます。
そうならないために、
アドバイスではなく
「質問」をすると、
その時、やっと自分との対話が
始まるでしょう。
具体的な質問は、実際の場面により
変わってはきますが、
「どんなお気持ちですか?」
「本当はどうなるのを期待していました?」
「次に向けて考えていることはありますか?」
とお聞きすると、
患者さん、利用者さんも
「いやー、やりたい気持ちはあるんだけどね~」
「本当は、こうしたとは思っているけどね」
「またやりたいけど、怖さがあって…」
など
===========
自分の本当の思いや感情
===========
を表現してくれますので、
こちらも、相手のことが
理解しやすくなり、
関わり方のヒントが
たくさん得られるでしょう。
◇子育てでも
このことは、子育てでも
同じことが言えるでしょう!
子どもが何かうまくいかず、
悲しそうだったり、
辛そうにしている時に、
親が、
すぐにその解決策として
「それは、こうしたらいいですよ」
「そいうするとダメだから、この方がいいですよ」
というと
子どもも、
自分と対話する機会が
減ってしまうでしょう。
(もちろん、危険があるときには、
すぐに注意が必要ですが)
一方、
上手くいっていないとき、
失敗した時に、
「どうしたかったの?」
「どんな気持ち?」
などと
質問すると、
きっと、子どもなりに
「・・したかったの~」
「・・悔しい!!」
等の答えがかえって来るので、
その答えに、共感するうに
「・・・だったのか!」
「・・・たよね!」
など、
子どもを受け入れていく
=========
あたたかく包みこむ
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ような
関わりに変わっていくと思います。
このような対応により、
子ども自身も、
<自分の行動が変わると
感情にも変化が生まれること>などを
知らず知らずに理解できるように
なっていくことでしょう。
◇アドバイスと質問のバランスは?
我々は、
自分の過去の経験に基づき
自叙伝的に、
評価したり、
指導したり
していまう生き物だとされています。
不必要な依存 を生まないために
・指示やアドバイスと
・質問の
を使う頻度のバランスを配慮して
自分との対話をして頂く機会を
作っていくことが肝要だと感じます。
改めて、
普段の関わり方のバランスはいかがですか?
すべての人々のハッピーのために。
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IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳
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追伸:
シンプルです。
ひとの行動の目的をしると、自分も穏やかになります。
相手を理解する時間をゆったり作って行きましょう。
9割の時間聴き手になることが推奨されています。