【ILPT便り】第127回『 “温かなコミュニケーション”と感じなかった理由とは!』  

コミュニケーション

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先日あるお店で、カードでの支払いのために
自分のカードをスーッと店員さんに
お渡ししました。。

その時、私は、
生まれて初めてといっていい
不思議な“不快感”を感じました。

なぜか?

それは・・・

カードを差し出した時に、
店員さんが、私のカードを
引っ張った感じが伝わって
来たからです。

「たかがカードを渡す」
ということだけのことですが、
不思議な不快感を感じました。

そんな経験ってありますか?

◇温かなコミュニケーション の秘訣

なぜ、不快に感じたのか、その直後すぐに、
自分なりに分析してみました。

(そんなに、難しいことではないのですが)

答えは、シンプルです。

「カードを渡すときに、
カードが止まる時間が無かった

ことだと思います。

【刺激】

 ↓

【反応】

モデルのような感じです。

刺激 と 反応ですから、

その間に

<クッション>

<間>

がない感じです。

これが、私の願望(上質世界)とは
異なっていたためと分析しました。

私の願望(上質世界)は、

【刺激】

【反応】

ではなくて、

【刺激(情報】

【共感、協調】←これがあると止まる

【反応】

というように、あいだに、

共感や協調のフェーズがあること
だったと分析しました。

共感や協調は、
心地良い、温かなコミュニケーションに
肝要のものだとされています。

 

◇コミュニケーションで大切にしていること。

 

人とのコミュニケーションにおいて
私が一番大切にしていることは、

「答えは、相手にある」という視点です。

相手が何かを伝えてきたときに
自分の価値観や望んでいることと
違うことは良くあることです。

相手の価値観を確認せず、
すぐに自分の価値観に合わせようと
するのは、先ほどのカードで考えると
スッと店員さんのペースで
もっていかれる感じだと思います。

一方、

まずは、相手の価値観を大切にしようと
思っていると、

「あなたは、今そう思っているんですね」

と、ひと呼吸、相手を理解するための
フェーズが生まれると思います。

これが、

二人の関係をより温かくしていくでしょう。

 

◇傾聴スキルの6つのポイント

 

このようなことは、
傾聴 ということで他のセミナーでも
習ったことがあるかもしれません。

ILPTアドバンスコースでも
お伝えしております。

傾聴の6つの項目は、
私は、とても大切にしているので、
いつでも、すぐ言えるように暗記し
実践するようにしております。

では、その項目を一緒に確認していきましょう。

すでに実践されている方は、
より良くするためには、どのような
工夫が必要かなど、振り返りの機会に
して頂けらと思います。

傾聴スキルの6つのポイント

①話をさえぎらず最後まで聴く

②受容的なうなずきや、あいづちを打つ

相手の感覚を大切にし、それを〇○する

④話のキーワードを繰り返す

⑤相手の話を要約し、確認する

⑥相手に共感する

以上、6つのポイントになります。

ちょっと考えていただくために、
一か所③に〇〇と空白を作りました。

わかりますか?

・・

・・

・・

・・

答えは、

・・

・・

・・

・・

【受容】ですね!!

簡単そうですが、

意識すると、しないでは大違い。

では、もう一つ質問です!!

・相手の感覚を大切に

その時に良く使う受容の言葉は、

「〇 〇 〇 〇」

・・

・・

・・

 「な る ほ ど」

ですね。

どんなに、意見が合わないと思っても
一度は、
「な る ほ ど」という時間をとる
ことで、

【刺激】

【反応】

的な対応にはならなくなるでしょう。

そういう観点で見てみると、
その他も同様ですね。

・うなずいたり、

・キーワードを繰り返したり、

・話を要約したり、

それらを丁寧に行うと

【刺激(情報】

【共感、協調】

【反応】

という流れになってきますね。

そういえば、

先のカードをもっていかれた場面では、

<うなずき>ながら、

「カードお預かりします」

という場面がなかったですね。

 

◇相手に共感する

コミュニケーション

日常の何気ないこと
「カードを渡す」という場面から
温かなコミュニケーションについて
振り返ってみました。

【あなたは今そう感じるんですね】

というように、
一度、相手に共感する、協調すること。

ラジオの周波数を聞きたい
放送局に合わせるように
それぞれの人の周波数に
上手く合わせられる時間。

・そんな体

・そんな思考

・そんな行動

・そんな言葉を

意識していけると素敵だと
改めて感じました。

あなたは、何を感じましたか?

すべての人々のハッピーのために。

 

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IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳

 

追伸:

「相手と同じ気持ちになるだけで、

  ひとは癒される」

とも言われています。。