【ILPT便り】第106回 『 体や心を預けても大丈夫!という“環境創り”』

信頼関係

こんにちは。赤羽秀徳です。

突然ですが、
質問です。

今年、
誰かに自分の悩み
相談しましたか?

・・

・・

きっと何人かの方に
相談したかと思います。

・・

・・

その中で最も好感を持てた方、
お一人を思い浮かべて下さい。

その方と話している時、
その方は、どんな態度で
接してくれましたか?

あるいは、

どんな環境を創って
くれていましたか?

・・

・・

はい、ありがとうございます。

では、今度は逆の質問です。

悩み事を相談したけれど、
あまり好感を持てなかった人、

・・

・・

もう次回は、相談したくない人

・・

・・

お一人思い浮かべて下さい。

・・

・・

ありがとうございます。

◆批判、責める

いかがでしょうか?

私の勝手な推測ですが、

好感が持てた人は、

・批判すること

・責めること

をせず、

いろんな人や、状況を

・尊敬

しながら、

・支援的な態度
接してくれたのではないでしょうか?
(すべてではないとは思いますが)

一方、

相談したくない人は、

人を

・批判することや

・責めること が

ありませんでしたか?

何か問題が起こった時に

「だからさ、この前も言ったでしょ」

「なんでいつも、・・・」

「もう腹が立つな・・・」

など

の発言をされたかもしれません。

◆人を責めるな、システムを責めろ

特に、組織の問題では、

問題が発生するときには、
「ひと」の問題ではなく、

「システム」の問題が大きいとされています。

以前勤めていたクリニックでも
次回再来の予約のとり間違え
が頻繁に発生していて、

個人に対して、きちんと間違え
無いようにと指導していましたが、

効果はありませんでした。

支援的な対策には、
なっていなかったと思います。

あるときから、

システムを変えて、
「予約確認表」を作って
それを、ダブルチェックすることで
予約のとり間違えが激減しました。

・人を責めるな、システムを責めろ

ですね。

◆分かっていてもやってしまう

というように
自分で書いてはいますが、

実は、そんな私も
気づくと人を責めていることは
あります。

よくあるのが、

  • 人を批判している人をみて
    批判している自分
  • 人に批判された時に
    その人を批判してしまう自分

さらには、

  • 自分の発言、行動を自分で
    批判してしまう

など

良くないことだと
分かっていても、
やってしまいます。

以前も書きましたが、
自分で気づけているので、
まあいいかなとは思っています。

普通は、自分のことを
客観的に評価できないことの方が
問題が大きくなっていきますので。

いつでも、
「改善」フィードバック
意識しながら、あきらめず、
希望をもってがんばります。

◆支援的環境

ところで、

人の成長や学習には、
恐れのない環境が重要だといわれます。

そのためには、

批判

責める という

態度や言葉でなく、

・尊重

をベースに

・傾聴する 

・支援する

・励ます

・信頼する

・受容する

・意見の違いについて交渉する

という

選択理論心理学で推奨されている
「7つの身につけたい習慣」

をいつも意識して取り組んで
いきたいと繰り返し、
(失敗しながらも)頑張っています。

「尊敬」をベースに、
態度、言葉を「選択」しながら
人と関わっていくことで、

その場は、「恐れ」のない
「支援的な環境」
なっていくでしょう。

すぐには変われない自分に気づき
がっかりすることもあるでしょう。

「忍耐」も必要だと思います。

あきらめなければ、
絶対、変化はしていきます。

すぐには、
相手に理解してもらえない
こともあるでしょう。

そこでも、「忍耐」が必要です。

こちらが、
批判を始めたら、
【支援的な環境】
すぐに壊れてしまいますよね。

◆慢性痛を訴える方の支援

慢性痛を訴える方の場合

症状に注目した
話題の時間が増えよりは、

相手の上質世界(願望)に
ついて話していく時間が
増えるといいですね。

症状についても
きちんと確認し、
「寄り添った」上で

相手の上質世界「願望」を
明確にしていく支援。

忍耐しながら、
一緒に頑張っていきたいですね。

◆信頼関係の構築

人との信頼関係を築いてために

  • やらないほうがよいこと
  • やった方が善い事は、

分かってきています。

分かっていても、
やってしまう自分もいます。

それに気づいたら忍耐強く
変われる自分を信じて
一緒に成長していきましょう!

体や心を預けても大丈夫という
信頼関係を構築するために。。

今年一年お読みいただきありがとう
ございました。

来年も皆さんに支援していただきながら、
さらに成長していきたいと思います。

よいお年をお迎えください。

すべての人々のハッピーのために。

IAIR認定アドバンスインストラクター
複合的腰痛アプローチ
IAIR Low back Pain Technology(ILPT)
主宰 赤羽秀徳

追伸:

自分に出来ないことは、
他人に出来ないといわれています。

他人を責めている自分に気づいたら、

自分を責めていないか
今の自分を100%受け入れているか

確認してみてはいかがでしょうか?

m(__)m