第114回 『 人を傷つける言葉 「だから言ったでしょ!」  』 

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★☆ 腰痛治療 × 温かな人間関係 ☆★

From: 赤羽秀徳   ILPT主宰

前回の、

『 意識障害から奇跡の短期回復! ~感動の経験談~ 』

は、お読みいただきましたか?

「人と人の結びつきが、
最も強い癒しの力となる」

ということを、身をもって
ご経験された、Aさんの貴重な体験を
ご紹介させていただきました。

前回の内容はこちらからどうぞ。
>>>>http://www.iairjapan.com/archives/2714

では、今回もよろしくお願いいたします。

先日、ファミリーレストランで
一人で食事をとっていたときに、

隣に、幼稚園児とそれぞれのお母さん
という3組の合計6名が楽しそうに
歓談をされておりました。

しばらくすると、
一人のお母さんから

「だから言ったじゃない」

「何度言ったらわかるの」

「もう連れてこないよ」

と、子供に言われておりました。

その時の、そのお母さんは、
きつい表情で、言葉も鋭く、
大きな声で言われておりました。

一方、
子供は、あまり深刻にならず、
聞き流しているように
見えました。

10分ほど経過すると再び、

「だ・か・らーー。
何回言わせるのー」

「もう、いい加減にしない」

と、同じお母さんより。。。

やはり、子供は、
ちょっとは、うなずいて
返事をしていましたが、
あまり、その言葉を
受け止めているようには、
見受けられませんでした

さて、
あなたは、いかがでしょうか?

「だから、言ったでしょ」

「だから、言ったじゃない」

「だから、何回も言わせないで」

などなど、

「だから、・・・ 」

ということば、
どんな時に使いますか?

そして、

使った時のあなたの
気分はいかがですか?

その言い方をして、
効果はいかがでしょうか?

もし、気分がよくなく、
あまり、効果を感じていない
使い方をされているようでしたら、
一緒に、再検討してみませんか?

実は、
この言い方の背後には、

【 私が正しくて、あなたは間違っている 】

という解釈が含まれている
ことが多いでしょう。

このように、

【私が正しくて、あなたは間違っている】

ということを、言われたら、
当然、言われた側は、いい気分には、
ならないことが多いと思います。

通常、
二人の関係は、
離れて行ってしまうでしょう。

でも、大丈夫です!

他の言い方に変えればいい“だけ”です。

多くのケースでは、
それが、その時、

「最善の言葉」と

思っているので、
その言い方が、使われている“だけ”です。

では、例を挙げて
ちょっと一緒に
考えてみましょう。

レストランで、
子供と一緒に食事をしていて、
子供が楽しそうに騒いでおり、
テーブルには、水が入ったコップが
おいてあります。

しばらくして、
子供の右手が誤ってコップに、
当たってしまい
中身の水がこぼれてしまいました。

幸い、自分にも、子供にも
影響はありませんでしたが、
床に水がこぼれて
濡れてしまいました。

そのような場面で、

先ほどの
「だから、言ったでしょ」

ということもできますが、
それでは、効果はなさそうなので、
別の言い方を考えてみましょう。

はい、ありがとうございます。

いろいろな言い方が
できると思いますが、

言い方は、「質問」にすると
効果的になると言われております。

それは、

質問されると、相手は、
「考える」からです。

自ら考え、
自ら決断し、
自ら行動 できると
人は、成長できると
コーチングの本には
よく書かれております。

「だから、言ったでしょ」

では、本人はあまり考えないでしょう。

きっと、落ち込むでしょう。

先に、上げた幼稚園児もまさにそんな感じで、
あまり、考えている様子ではありませんでした。

では、いかがでしょうか?

「だから、言ったでしょ」
の、別の言い方。

では、いくつか別の言い方の
例を挙げてみましょう。

例1) 「大丈夫?」

⇒ 相手への「気遣い」

例2)「どうしようか?」
「どうしたらいいと思う?」

⇒ この場面で、どう行動したらよいか
相手の考えの確認

例3)(ちょっとしてから)
「今度は、どうしようか?」

⇒ 未来の予測、イメージを確認

というように、別の言い方として、
「質問」をすることができます。

質問することで、
相手の成長にもつながるでしょう。

知ってしまえば、
シンプルなことかと思います。

問題は、できるかどうか。

でも、効果がないことに、
自分で気づければ、
きっとできるようになるでしょう。

「だから言ったでしょ」

「質問」に変えていくと、

・ きっと、”対話”が生まれてきます。

そんな視点も是非。

すべての人々の“笑顔”のために。

ご意見、ご感想はこちらまでお願いします。
office★★akahalabo.com (★★を@に変更して)

国際統合リハビリテーション協会
認定アドバンスインストラクター

複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳

追伸1

次回は、愛情のある“対話”について、
今回の例を基に、一緒に考えてみましょう。

追伸2

ILPTでは、腰痛アプローチを通じて、
“対話”的な関わりが、
臨床や私生活で実践できるように
なることを支援しております。

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