不眠症やその他の睡眠障害に悩んでいる人々は痛みに対する感受性が高まるようだ、というノルウェイ公衆衛生研究所からの研究報告。
痛みの耐性に対する影響は明らかに不眠症と慢性疼痛の両方に悩む人々で最大であった。

研究チームは、進行中のノルウェイ人健康研究の参加者の10,412名の成人(平均年齢58歳、54%が女性)を対象に検討を行った。参加者各々に標準的な疼痛感受性検査を実施した。これは氷水中に手を入れて何秒耐えられるかを測定するものである。

また不眠症など種々の睡眠障害の有無、睡眠時間、入眠時間が聞き取り調査され、これらのデータと痛覚の関連性が解析された。研究ではまた、睡眠障害と痛覚に影響する他の因子についても検討された。

全体で32%の参加者が106秒間の試験を最後まで氷水に手を浸けて耐えた。不眠症のない参加者は31%がより早い時間で手を上げたのに対して、不眠症のある参加者は42%と高かった。

痛みの感受性は、不眠症の頻度および重症度が高まるほど高まったという。不眠症のない人々と比較して、週1回の不眠を訴えた者では痛みの耐性が52%低下したが、月1回の不眠を訴えた者では24%の低下に留まった。

痛みの感受性はまた入眠時間の長さとも関係していたが、睡眠時間の長さとの関連はみられなかった。これらの関係は性年齢を調整後も有意であったという。

http://journals.lww.com/pain/Abstract/publishahead/Sleep_and_Pain_Sensitivity_in_Adults_.99853.aspx