立ちあがるというような低強度の運動をしても長時間の座り過ぎによるリスクを下げるのに十分ではないことがわかった、という米国ユタ大学からの研究報告。

その代わり、1時間につき2分間余計に歩くようにすれば良いようだ。

多くの研究が、毎日長時間座位でいることが早死や心臓病、糖尿病その他の疾患のリスクを高めることを示している。米国では週2.5時間以上の中程度以上の運動を推奨しているが80%の人がそれを満たしていない。

研究チームは、米国の国民健康栄養調査(NHANES)の参加者3,243名が加速度計で身体活動を記録したデータを解析した。参加者は3年間追跡調査され、その間137名の死亡が確認された。

データ解析の結果、研究チームは、1時間当たりの座位時間が2分ずつ減少しても効果はないことを発見した。あるいはその2分間に低強度の運動(立っている)をしてもやはり効果はみられなかった。

しかし、その2分間をウォーキングのような軽い運動に代えることが死亡リスクを33%低下させることがわかったという。

研究チームは、たとえ2分間の歩行でも毎時間すれば、1週間で400kcalの余分なエネルギーを消費することができるので、1週間の推奨消費カロリーである600kcalのかなりの部分を達成できるためではないかとしている。

http://cjasn.asnjournals.org/content/early/2015/04/29/CJN.08410814.abstract